更新日:2020年10月16日
フォークリフト運転中の事故で踵骨骨折。14級認定後に示談交渉。
みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Iさん/40代/会社員
踵骨骨折の怪我をして、少し症状が落ち着いてきたころに相談に来られました。ご依頼後しばらく治療が続いた後、後遺障害は14級認定、示談交渉で525万円で解決しました。
事故はこうして起こった
Iさんは、会社の敷地内でフォークリフトを操作して、そのままトラックに乗り込もうとしました。その時、トラックが突然前方に動き出し、フォークリフトが落下してしまい、落下の際の衝撃で怪我をしてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故で、Iさんは右踵骨を骨折してしまいました。3カ月ほど治療をして症状が落ち着いてきたことから、弁護士に依頼をしたいとして相談に来られました。ご相談時点では完全には治療が終わっていなかったため、Iさんはさらに3か月ほど治療をして、症状固定となりました。
症状固定後、後遺障害診断書を作成し、後遺障害申請を行ったところ、骨折部に痛みが残っているとして14級が認定されました。その後の示談交渉では、骨折の程度が軽くなかったことを強調し、総額525万円で示談をまとめることができました。
当事務所が関わった結果
示談交渉では、最終的に大幅に回復したとはいえ、非常に大きな骨折であったこと等を強調し、525万円と十分な金額で示談をまとめることができました。
解決のポイント
後遺障害申請
Iさんは半年ほど治療しましたが、治療終了後も、骨折部の痛みや足関節の若干の可動域制限が残ってしまいました。ただ、可動域制限はそれほど大きなものではなく、後遺障害には該当しないものでした。痛みについては、後遺障害を申請するうえで問題のない記載内容になるよう方向付けることで、14級の後遺障害等級が認定されました。
示談交渉
示談交渉では、入通院慰謝料・後遺障害逸失利益・後遺障害慰謝料が問題となりました。
入通院慰謝料と後遺障害慰謝料は、相手方共済から減額の求めがありましたが、減額をする理由はないとして、当方の請求額が認められました(入通院慰謝料約160万円、後遺障害慰謝料約110万円)。
後遺障害逸失利益は、認定された後遺障害が痛みについての14級であったことから、労働能力喪失期間が短期間に制限されることが見込まれました。ある程度はやむを得ない部分ですが、怪我の程度が大きく、骨折もしていることを強調し、減額幅を抑えることができました。
総額は525万円となり、十分な金額であると判断できたことから、示談解決に至りました。
担当弁護士のまとめ
骨折後の痛みが残った事案について、示談で解決した案件です。
後遺障害申請・示談交渉と、手続きの重要部分に弁護士が関与することで、妥当な後遺障害等級の認定を受け、妥当な金額で示談をすることができました。また、弁護士が手続きを進めることで、Iさんは手続きの負担から解放されました。
手続き全般の負担・後遺障害申請・示談交渉などに不安がある方は、みお綜合法律事務所にご相談いたければと思います。
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