更新日：2024年9月5日

後遺障害１４級認定で、保険会社の２３２万円の提示を３７３万円に増額

解決方法示談交渉
受傷部位むちうち(頚椎・腰椎)
後遺障害等級 14級
症状・障害むちうち
保険会社東京海上日動
担当弁護士弁護士羽賀　倫樹担当事例
加害者の事故車両自動車
相談タイミング慰謝料提示があった
職業会社員
年代５０代

みおでご相談後の取得金額

相談前２３２万円

相談後３７３万円

事例の概要

被害者様：Ｈさん/５０才代/会社員/大阪府守口市在住

追突事故で頚椎捻挫・腰椎捻挫の怪我をして、後遺障害は１４級が認定されました。保険会社からの２３２万円の示談提示を受けて交渉を受任。３７３万円に増額して解決ができました。

事故はこうして起こった

Ｈさんは、大阪府守口市で自動車を運転して赤信号待ちのために停車していたところ、後方の車に追突されてしまいました。

後遺障害と解決までの道のり

この事故で、Ｈさんは頚椎捻挫と腰椎捻挫の怪我をしました。痛みやしびれがあるため半年ほど治療を続けたところ、少しはましになったものの、完全には治りませんでした。そこで、後遺障害申請をしたところ、１４級の認定。その認定を受けて保険会社から提示された示談金額は２３２万円、金額が妥当か知りたいとして相談に来られました。

Ｈさんに提示された提案書を確認すると、傷害慰謝料・後遺障害逸失利益・後遺障害慰謝料について増額の可能性が高いことが判明。弁護士費用を考えても十分なメリットがあると判断して、示談交渉を受任しました。

保険会社との交渉では、相談時の見込み通り、傷害慰謝料・後遺障害逸失利益・後遺障害慰謝料が増額になりました。最終的な金額は３７３万円であり、十分な金額と判断できたため示談で解決しました。

当事務所が関わった結果

　保険会社から提示された金額に対し、示談交渉をして増額することができました。具体的には、総額で２３２万円から３７３万円に増額、項目では傷害慰謝料・後遺障害逸失利益・後遺障害慰謝料が増額になりました。１４１万円の増額であり、弁護士費用を考えても十分な増額となり解決ができました。

解決のポイント

傷害慰謝料と後遺障害慰謝料

傷害慰謝料は、事前の提示額は５０万円でしたが、交渉により７８万円に増額になりました。

後遺障害慰謝料は、事前の提示額は６１万円でしたが、交渉により１０５万円に増額になりました。

いずれも慰謝料算定の際の弁護士基準から５％程度減額になっていますが、示談交渉では保険会社が満額まで譲歩してこないことがあり、また、他の損害項目との関係（本件では下記の労働能力喪失期間が５年であること）で全体として十分な金額と判断できる場合には、若干減額して解決を図ることがある点に留意が必要と言えます。