更新日：2022年7月1日

追突でのむち打ちが完治し、休業損害と慰謝料の合計１５０万円で解決

受傷部位むちうち(頚椎・腰椎)
後遺障害等級非該当
症状・障害完治
保険会社損害保険ジャパン
担当弁護士弁護士羽賀　倫樹担当事例
加害者の事故車両自動車
相談タイミング事故直後〜治療中
職業その他
年代３０代

みおでご相談後の取得金額

相談後１５０万円

相談者: 追突事故に遭い、むち打ちの怪我をしてしまいました。
今は完治していますが、治療中は痛みが強く休業が必要で、通院にも時間を取られました。休業損害の請求や、慰謝料を請求することはできますか？

羽賀弁護士: 交通事故で怪我をして休業したり、通院が必要となった場合、休業損害と慰謝料について保険会社に請求が可能です。
弁護士に依頼して、休業損害と慰謝料の交渉をすることをおすすめします。

Hさんは追突事故に遭い、むち打ちの症状により休業を余儀なくされ、完治はしたものの
6ヶ月間の通院が必要でした。
示談交渉では、休業損害と慰謝料について交渉を行い、70万円の休業障害と80万円の慰謝料が認定されました。
この事例では、症状が完治した場合における休業障害や慰謝料の認定や、弁護士が示談交渉に介入するメリットについて解説します。

この記事でわかること

示談交渉に弁護士が介入するメリット
弁護士に依頼した場合の休業損害や慰謝料の交渉
症状が完治した場合の休業損害や慰謝料の交渉について

こんな方が対象の記事です

追突事故で怪我を負ってしまい、休業を余儀なくされた方
事故による症状は完治したが、休業や通院が必要になった方
保険会社との交渉を直接行っている方
交通事故の示談交渉を弁護士に依頼したいと考えている方

事例の概要

被害者様：Ｈさん／３０代／個人事業主／大阪府泉南郡熊取町在住

治療中にご依頼いただき、最終的に完治されました。治療終了後の示談では、自営業に関する休業損害と慰謝料について交渉し、合計１５０万円で解決しました。

事故はこうして起こった

Ｈさんは、大阪府泉南郡熊取町で、四輪車を運転し、赤信号で停車していたところ、後方から追突されてしまいました。

後遺障害と解決までの道のり

この事故で、Ｈさんは、頚椎捻挫・腰椎捻挫の怪我を負いました。事故から３か月ほどは弁護士に依頼せず手続きをしていましたが、弁護士費用特約があったことと、保険会社とのやり取りも含めて任せたいとして、ご相談・ご依頼いただきました。

ご依頼の後は、約３か月治療を続け、症状は落ち着きました。そのため、後遺障害の申請はせず、保険会社との示談交渉を開始しました。示談交渉では、自営業の休業損害と慰謝料について主に交渉し、総額１５０万円で解決しました。

当事務所が関わった結果

　休業損害は、どの程度を認定するかが問題となりました。こちらからは、自営業の売り上げが下がっていることを示すなどして交渉し、約７０万円が休業損害として認められました。
　慰謝料は、怪我の内容・通院期間・通院回数等を踏まえて交渉し、８０万円が認定されました。

解決のポイント

休業損害

Ｈさんは、本件交通事故で頚椎捻挫・腰椎捻挫の怪我をして、通院に時間を取られたり、痛みがあることで自営の仕事を十分にできない状態になってしまいました。

そこで、休業損害を請求し、保険会社と交渉しました。金額について、保険会社と争いになりましたが、最終的に、７０万円の休業損害を認定するという内容で解決ができました。

慰謝料

Ｈさんは、交通事故で怪我をされ、通院を余儀なくされましたので、慰謝料の請求が可能です。慰謝料は、一般的に、怪我の状況・通院期間・通院回数等を考慮して決められます。ただ、被害者の方が弁護士に依頼しない場合は、自賠責保険の基準か、それに＋αした程度の任意保険基準で慰謝料が算出され、金額が低くなりがちです。これに対し、弁護士に依頼すれば、裁判をした場合と同額の弁護士基準を基に慰謝料を算出しますので、適正な金額の賠償を受けることが可能になります。

本件では、治療費が６０万円ほどかかっていたため、仮に自賠責基準で算出すると、休業損害と慰謝料を合わせて６０万円程度にしかならない状況でした。

これに対し、弁護士が保険会社と交渉したところ、慰謝料単独で８０万円が認定され、休業損害は上述の通り７０万円が認定されたため、自賠責残額の約２．５倍で解決ができたことになります。