更新日:2017年6月13日
78才男性が入院中の付添看護費が認められた事例
みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:
被害者の方が入院しているときの付添看護費は、
病院が完全看護体制を取っているとして否定されることがよくあります。
本件は、付添の実態を明らかにするなどして、
入院時と通院時の付添費が認められました。
事故はこうして起こった
Tさんは、自転車で歩道を走行していたところ、
路外の駐車場から車道に出ようとして
四輪車と衝突してしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
Tさんは、この事故で、右鎖骨遠位端等を骨折され、
9か月程度治療を行いましたが、最終的に肩の可動域制限が残ってしまいました。
治療終了後には、後遺障害申請や示談交渉が必要になることを聞いたTさんと奥様は、
今後の手続きを任せたいとして、症状固定の頃「みお綜合法律事務所(大阪事務所)」に相談に来られました。
当事務所で手続きを進めたところ、
後遺障害等級は肩の可動域制限で12級が認められました。
その後の示談交渉では、付添費の認定が問題になりましたが、
最終的には、一定の付添費が認められ、約600万円で示談が成立しました。
当事務所が関わった結果
逸失利益は争点になりませんでした。
ただ、入院期間が長期にわたり、
その間、奥様が毎日付き添われていましたので、
付添看護費が認められるかが争点となりました。
最終的には、看護の実態を明らかにすることで
一定の付添看護費が認められました。
解決のポイント
付添看護費
入院中は完全看護体制を取っているとして、
保険会社が付添看護費の支払いを認めないことがよくあります。
病院が完全看護体制を取っているのはその通りですが、
それだけでは看護が不十分になってしまうことは
十分に考えられるところであり、
被害者の方の症状の内容・程度、
年齢等から付添看護の必要性が認められるのであれば、
付添看護費が示談交渉でも認められることがあります。
本件では、Tさんが高齢であること、骨折箇所が複数に及んでおり、
病院内であってもご家族の看護が欠かせないことを主張立証した結果、
最終的に一定の付添看護費が認められました。
担当弁護士のまとめ
Tさんはすでに退職され年金生活をされていましたので、
逸失利益は認められない状況でした。
ただ、慰謝料を弁護士基準で計算し、付添看護費も加算することで、
約600万円の賠償金が認められました。
逸失利益が認められない方は、
どうしても賠償額が低めになってしまいますが、
弁護士基準に基づいて慰謝料の交渉をすることで賠償金を増額できます。
後遺障害のことや示談交渉で迷われた方は、
一度ご相談いただければと思います。
この記事を見た後にみている記事は?
手関節可動域制限12級6号、紛争処理センターで解決した事案詳しく見る
取得金額
974万円
受傷部位
上肢
後遺障害等級
12級
担当弁護士:羽賀 倫樹
治療終了後認定された14級9号の後遺障害等級について異議申立をし、12級6号が認定されました。 示談交渉では保険会社の譲歩幅が小さく、紛争処理センターに申立をし、974万円で解決に至りました。
詳しくはこちら >
更新日:2019年4月5日
大腿骨の骨折後、下肢短縮と骨折部の痛みが残った事例の示談交渉詳しく見る
取得金額
720万円
受傷部位
下肢
後遺障害等級
13級
担当弁護士:羽賀 倫樹
症状固定の頃ご依頼いただき、後遺障害申請と示談交渉を行いました。後遺障害は下肢短縮13級と骨折部の痛み14級が認定、示談交渉では720万円で解決ができました。
詳しくはこちら >
更新日:2021年2月12日
70代主婦、足の骨折、後遺障害非該当事案の示談交渉詳しく見る
取得金額
228万円
受傷部位
下肢
後遺障害等級
非該当
担当弁護士:羽賀 倫樹
道路横断中に四輪車にはねられ、足を骨折された方の事例です。 入院は長期にわたったものの、骨折後の症状は完治し、 示談交渉では約228万円での解決となりました。
詳しくはこちら >
更新日:2019年12月27日
硬膜下血腫が完治した後の示談交渉で示談金を増額詳しく見る
取得金額
135万円
受傷部位
頭部(脳)
後遺障害等級
非該当
担当弁護士:羽賀 倫樹
硬膜下血腫や腰椎捻挫等の症状が4カ月ほどで完治した後、保険会社から84万円の示談提案がありました。弁護士による交渉で135万円に増額となり、示談解決しました。
詳しくはこちら >
更新日:2021年8月5日
解決実績検索
「受傷部位」から探す
「後遺障害等級」から探す
- 死亡 (10)
- 1級 (12)
- 2級 (2)
- 3級 (2)
- 4級 (6)
- 5級 (4)
- 6級 (5)
- 7級 (12)
- 8級 (12)
- 9級 (25)
- 10級 (20)
- 11級 (44)
- 12級 (65)
- 13級 (3)
- 14級 (91)
- 非該当 (141)
「後遺障害内容」から探す
- 死亡 (10)
- 遷延性意識障害 (1)
- 高次脳機能障害 (31)
- 脊髄損傷 (12)
- 身体の切断 (2)
- 脊柱・体幹骨変形 (35)
- 関節可動域制限・機能障害 (93)
- 醜状障害 (11)
- 局部の神経症状 (71)
- むちうち (81)
- 完治 (97)
- その他 (10)
「保険会社」から探す
- 東京海上日動 (97)
- 損害保険ジャパン (85)
- 三井住友海上 (53)
- あいおいニッセイ (50)
- 共栄火災 (7)
- 日新火災 (3)
- イーデザイン損保 (2)
- セゾン自動車火災 (4)
- 三井ダイレクト (11)
- ソニー損害保険 (18)
- 楽天損害保険 (3)
- セコム損害保険 (1)
- SBI損害保険 (5)
- JA共済 (14)
- トラック共済 (14)
- 自動車共済協同組合 (1)
- 全労済 (4)
- AIG損害保険 (24)
- アクサ損害保険 (3)
- アメリカンホーム (1)
- チューリッヒ (5)
- チャブ損害保険 (1)
「解決方法別」から探す
「担当弁護士」から探す
「加害者の事故車両」から探す
「相談タイミング」から探す
「職業」から探す
「年代」から探す
増額しなければ
弁護士費用はいただきません!
※弁護士特約の利用がない場合