更新日:2020年4月1日
自転車同士の衝突、後遺障害等級14級9号の示談交渉事例
みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Nさん 80代 主婦
自転車同士の事故で上腕骨骨折・坐骨骨折の怪我をされた方の事例です。
後遺障害等級は14級、弁護士依頼前は約285万円の提案でしたが、
弁護士による交渉で600万円に増額して解決に至りました。
事故はこうして起こった
Nさんは、自転車を運転して交差点に差し掛かったところ、
青信号であったため、そのまま交差点を進攻しようとしました。
そうすると、交差点の左側から赤信号を無視して自転車が進入してきて衝突されてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故でNさんは、上腕骨骨折・坐骨骨折の怪我をしてしまいました。
入院約4か月、通院1年半弱の治療の結果、骨は癒合したものの、
骨折部に痛みが残ってしまいました。
そのため、14級9号の後遺障害が認定され、
その後、保険会社から示談提案が送られてきました。
金額は約285万円でしたが、妥当な金額であるかどうかの判断は難しく、
交渉を弁護士に任せたいとして「みお綜合法律事務所(大阪事務所)」へ相談に来られました。
Nさんには過失はなく、入通院も長期にわたり、
後遺障害等級も認定されていることを踏まえると、
金額が大きく増額になると見込まれる状況でした。
そこで、示談交渉を受任し手続きを進めたところ、
約440万円→600万円と増額になり、示談解決となりました。
当事務所が関わった結果
立て替えていた治療費、交通費、入院雑費、休業損害、後遺障害逸失利益、
入通院慰謝料、後遺障害慰謝料等について交渉の結果、
弁護士依頼前の約285万円の約2.1倍の600万円まで増額になり解決となりました。
以下の解決のポイントでは、上記のうち特に金額が大きくなった休業損害と入通院慰謝料、
全体の金額について解説します。
解決のポイント
休業損害
Nさんは、夫と生活する主婦の方でした。
事故で怪我をしたことで
家事ができない期間が発生したため、
休業損害を請求しました。
入院期間だけで4カ月弱に上り、
退院後も十分に家事ができない時期があったことを主張し、
休業損害は約150万円との内容で解決ができました。
入通院慰謝料
Nさんは長期にわたる入通院を余儀なくされました。
そのため、十分な入通院慰謝料が必要であるとして交渉をしました。
当初保険会社は146万円ほどとの主張でしたが、
交渉の結果約250万円で解決ができました。
示談総額
上記の他、後遺障害逸失利益、後遺障害慰謝料、
治療中に立て替えていた治療費等について交渉を行いました。
休業損害・入通院慰謝料以外の部分で約200万円となり、
総額は600万円となりました。
全体としてみて十分な示談金となったことから、示談解決に至りました。
担当弁護士のまとめ
加害者が自転車の事故について示談交渉を行いました。
自転車事故でも加害者に賠償責任保険があれば、
示談金が回収できないリスクがなくなりますので、
弁護士に示談金の増額交渉を依頼するメリットがあります。
本件も賠償責任保険があったことから示談交渉を進め、
約315万円の増額と大幅に増額して和解が成立しました。
自転車事故に遭い、相手方の保険との交渉が必要になったという方は、
自転車事故の示談交渉取扱いのみお綜合法律事務所にご相談いただければと思います。
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