更新日:2021年7月21日
小学校入学前の男の子の事故を示談交渉で解決。
みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Nさん/20才未満/学生/大阪府箕面市在住
ショッピングモールの駐車場の通路で事故に遭い、腕の骨折と肝臓損傷の怪我をされましたが、治療により完治しました。示談交渉では、付添費・慰謝料などで270万円で解決できました。
事故はこうして起こった
Nさんは、大阪府箕面市のショッピングモール内の駐車場通路をスケートボードに座って移動し、横断歩道を進もうとしたところ、走行してきた四輪車に衝突されてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故で、Nさんは、腕の骨折と肝臓損傷の怪我をしてしまいました。事故当初は重傷でICU入院が必要になるほどでしたが、その後回復して、1年程度の治療後完治しました。
相談に来られたのは、症状が落ち着きつつあった、事故から4カ月程度の時期です。保険会社とのやり取りも含めてご依頼いただき、完治したとのご連絡をいただいた後、保険会社との示談金の交渉を進めました。付添費や慰謝料について交渉し、総額270万円で示談が成立しました。
当事務所が関わった結果
争点についてそれぞれ交渉し、付添看護費は合計約65万円、慰謝料は約190万円、その他約15万円で、合計270万円で示談に至りました。
解決のポイント
付添看護費
付添看護費は、弁護士が交渉すると入院の際は1日6,000円が上限、通院の際は1日3,000円が上限になります。ただ、本件では交渉すべき要素として、被害者が小学校入学前の子であり付添看護の必要性が高かったこと、両親2名が付き添う日もあったこと、両親が有休を使っておりより大きな休業損害が発生していること等がありました。このような点を踏まえて保険会社と交渉したところ、付添看護費は、当方が請求した約65万円がそのまま認められました。
入通院慰謝料
交通事故で怪我をして、入通院が必要になると、入通院慰謝料の請求が認められます。金額は、怪我の程度、入院期間、通院期間、通院日数等を基に算定されます。
本件は、事故直後重傷であったものの、回復が早く、最終的には完治していること、通院日数が通院期間と比較してかなり少ないという問題がありました。当方からの請求は約240万円でしたが、請求額を大きくしていたことや上記の点を踏まえると、減額になるのはやむを得ないところでした。また、付添看護費が通常より高い金額になっていることから、保険会社から入通院慰謝料を考慮してほしいとの交渉もありました。それでも可能な限り減額にならないように交渉し、最終的に入通院慰謝料は約190万円でまとまりました。
担当弁護士のまとめ
最終的に完治されましたので、治療終了までの付添看護費と入通院慰謝料が主に問題になりました。
弁護士に依頼せずご自身で手続きを進めていた場合、自賠責基準で100万円いかない金額になる可能性も考えられました。それが、弁護士に依頼することで大幅に示談金額が増額になり、270万円で解決ができました。完治された場合でも、事案により弁護士に依頼するメリットがあることが分かる事例です。
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更新日:2019年4月5日
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