更新日:2019年4月25日
腰椎圧迫骨折後の脊柱変形が残った事案の示談交渉
みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:大阪市東淀川区のAさん/70代 主婦
正面衝突の事故に遭遇し、事故からしばらくしてご依頼いただきました。
治療期間中のアドバイス、後遺障害申請、示談交渉の手続きを当事務所で行い、
後遺障害等級11級、示談金1031万円で解決に至りました。
事故はこうして起こった
Aさんは、夫とともに車で外出中、
突然対向車線からはみ出してきた自動車に正面衝突されてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故で、Aさんは、第1腰椎・第4腰椎圧迫骨折の怪我をされ、
1カ月程入院を余儀なくされました。
その後、症状が安定してきたことから、今後の手続きを依頼したいとしてご来所されました。
当事務所で手続きをお受けした後、治療期間中のアドバイス、
後遺障害申請、示談交渉の手続きを行いました。
最終的に11級の後遺障害を前提に、示談交渉で1031万円で解決に至りました。

当事務所が関わった結果
後遺障害診断書の内容チェック、後遺障害等級の妥当性チェック、示談交渉等の手続きを行いました。
上記の手続きは弁護士に依頼せず進めることができないわけではありませんが、
保険会社との直接のやり取りだと保険会社の言いなりになりがちですし、
問題なく手続きを進められているか分からなくなりがちです。
Aさんは、早い段階で弁護士に依頼することで、安心して手続きを進めることができ、
適切な後遺障害認定を受け、適切な慰謝料を得ることができました。
解決のポイント
健康保険の利用
本件では、保険会社からAさんに対し、治療に健康保険を使ってほしいとの希望が出ていました。
Aさんは交通事故で健康保険を使わないといけないかどうか疑問を持たれており、
相談事項の一つと考えていました。
これについての答えは、健康保険適用外の治療をする等の事情がなければ、
健康保険を使っても被害者にとって不利になることはありません。
むしろ、被害者の方に過失割合が出る場合は、
健康保険を使った方が示談の際に受領できる慰謝料が増えるメリットもあり、
健康保険の利用をお勧めします。
本件では、Aさんに過失割合はない状況でしたが、健康保険を使って治療費を圧縮すれば、
示談の際の慰謝料交渉がやりやすくなることがあるため、健康保険を使うことにしました。
後遺障害の手続き
Aさんは、腰椎圧迫骨折の怪我をされ、
脊柱変形や痛みの残存等の障害が残ってしまいましたので、
後遺障害の申請が必要になりました。
後遺障害申請には、事前にどのような事項を記載すべきかの検討、
出来上がった後遺障害診断書に追記・修正等の必要がないかの検討、
レントゲン・MRI等の画像の精査、
認定された後遺障害等級の妥当性の検討等多くの検討事項があります。
いずれも弁護士が手続きを行うことで、スムーズに手続きを進め、
適切な後遺障害認定を受けることができました。
示談交渉
後遺障害等級認定後は、保険会社との示談交渉が必要となります。
保険会社は被害者の方本人との交渉では、相当低い金額で示談をまとめようとしてきます。
しかし本件では弁護士に依頼していただいていましたので、
保険会社と交渉することで適切な補償を受けることができました。
具体的には、入通院慰謝料が200万円強、後遺障害慰謝料が400万円、
後遺障害逸失利益が300万円強、その他休業損害や交通費等が約100万円という内訳で、
総額1031万円で和解に至りました。
担当弁護士のまとめ
担当弁護士
:羽賀 倫樹
事故から近い時点でご依頼いただき、保険会社とのやり取りや複雑な手続きから解放され、
示談でも適切な補償を受けられた事案です。交通事故に遭遇するのは多くの方が初めてと思います。
それだけに、どのように手続きを進めていくか悩まれることも多いと思いますが、
弁護士に依頼すれば安心して手続きを任せることができます。
後遺障害のことがよく分からない、交渉事は苦手という方も、弁護士に依頼すれば安心です。
交通事故に遭遇して怪我をしたという方は、一度弁護士への相談をご検討いただければと思います。
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