更新日:2013年7月23日
後遺障害による支障と損害を精細に調査して立証、和解へ。

みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Aさん(37歳)ハイヤー運転手
被害者が受けた左腕麻痺の後遺障害による業務や日常での支障と、支障をカバーするための大変な努力について詳細に調査し、証拠として裁判所に提出しました。その結果、当方が主張した内容が認められ、和解が成立しました。
事故はこうして起こった
平成16年の某月、ハイヤー運転手だったAさん(30代・男性)が、道路の左端をオートバイで直進したところ、道路脇の商業施設に入ろうとした自動車と衝突してしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故によってAさんは、左腕が麻痺してしまう怪我を負い、後遺障害等級7級の認定を受けました。相手方が当初提示してきた損害賠償金(自賠責保険金を含む)は、29,000,000円でした。
その結果を受けて当事務所が受任し、控訴審和解によって44,810,000円(上昇率154.5%)の損害賠償金を取得することができました。なお、この事件が解決したのは、平成21年です。
当事務所が関わった結果
一審判決では、労働能力喪失率に関しては、7級の56%の認定を得ました。労働能力喪失期間については、当初10年間は56%、以降18年間は40%と認定されました。
労働能力喪失率の逓減について不服があったことから控訴し、一審判決認容額に上積みを得て、控訴審和解となりました。
解決のポイント
業務上・日常生活上の支障を立証

Aさんは事故による怪我の影響もあって、別の会社に再就職をされました。再就職先でのAさんの収入は、前職の7割程度でした。
それについて相手方は、後遺障害等級7級の労働能力喪失率56%は認められないのではないかと主張してきました。
そこで当事務所では、Aさんの業務上の支障だけでなく、日常生活上での支障についても詳細に立証しました。
納得のいく結果を得るために控訴

1審では、Aさんが再就職先で一定の収入を得ていることや、担当業務を1年程度で習得していることから、労働能力喪失率は当初10年間が56%、以降18年間が40%と認定されました。
Aさんは、労働能力喪失率が18年間にわたって40%となることが不服だったため控訴。一審判決での金額に上積みをしてもらうことで、和解しました。
※このケースの1審について、自保ジャーナルNo.1817号に掲載されました。
担当弁護士のまとめ

ハイヤーの運転手をしていた被害者には、事故によって左腕麻痺の後遺障害が残りました。しかし、既往症を理由に、相手側から慰謝料や過失割合に異議を唱えられました。さらに、被害者は比較的スムーズに転職できたことを理由に、労働能力喪失率についても低減および逓減の主張がなされました。しかし、当事務所では、業務だけでなく日常生活にも現れる支障と損失に加え、それらをカバーするための本人の努力などについて詳細に立証しました。その結果、当方の主張内容をもとに二審で和解が成立しました。
相手側の保険会社は、交通事故問題のプロであり、一般の方が交渉を行うには、知識や経験の差が歴然としています。この事案のように、相手方の主張に少しでも納得できないことがあったりする場合は、交通事故問題の解決実績が豊富な弁護士にご相談ください。被害者の立場から、できる限りの証拠を揃え、主張すべきことは主張して、最大限の利益確保に努めます。
この記事を見た後にみている記事は?
高次脳機能障害9級が残存し、2493万円で示談解決。詳しく見る
取得金額
2493万円
受傷部位
頭部(脳)
後遺障害等級
9級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
事故直後にご家族からご相談いただき、その後正式にご依頼いただきました。2年して症状固定し、高次脳機能障害で9級の認定。示談金は2493万円で解決しました。
詳しくはこちら >
更新日:2023年11月10日
短期間で治療が終了した事案の示談交渉詳しく見る
取得金額
12万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
非該当

担当弁護士 :羽賀 倫樹
交通事故に遭い、保険会社とのやり取りをしたくないということでご依頼いただきました。治療は3週間程度で終了し、示談交渉の結果、慰謝料12万円で解決ができました。
詳しくはこちら >
更新日:2020年9月4日
自転車事故に遭い、第12胸椎圧迫骨折の怪我をされた方の示談交渉詳しく見る
取得金額
800万円
受傷部位
背骨・体幹骨
後遺障害等級
11級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
被害者の方は歩行中に自転車に追突され、胸椎圧迫骨折の怪我をされました。 当事務所で後遺障害の手続き、保険会社との示談交渉を行い、 800万円の示談金を得ることができました。
詳しくはこちら >
更新日:2020年3月14日
高次脳機能障害1級(既存障害3級)で、将来治療費・慰謝料等を交渉。詳しく見る
取得金額
2320万円
受傷部位
頭部(脳)
後遺障害等級
1級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
80才代・男性の方が歩行中に交通事故に遭い、ご家族から相談いただきました。外傷性くも膜下出血等の大怪我で、後遺障害は高次脳機能障害1級(既存障害3級)、示談で2320万円を確保し解決しました。
詳しくはこちら >
更新日:2022年9月9日
解決実績検索
「受傷部位」から探す
「後遺障害等級」から探す
- 死亡 (11)
- 1級 (12)
- 2級 (2)
- 3級 (2)
- 4級 (6)
- 5級 (4)
- 6級 (6)
- 7級 (12)
- 8級 (12)
- 9級 (25)
- 10級 (21)
- 11級 (44)
- 12級 (66)
- 13級 (3)
- 14級 (98)
- 非該当 (154)
「後遺障害内容」から探す
- 死亡 (11)
- 遷延性意識障害 (1)
- 高次脳機能障害 (31)
- 脊髄損傷 (12)
- 身体の切断 (2)
- 脊柱・体幹骨変形 (36)
- 関節可動域制限・機能障害 (95)
- 醜状障害 (11)
- 局部の神経症状 (73)
- むちうち (87)
- 完治 (107)
- その他 (11)
「保険会社」から探す
- 東京海上日動 (102)
- 損害保険ジャパン (95)
- 三井住友海上 (56)
- あいおいニッセイ (52)
- 共栄火災 (7)
- 日新火災 (3)
- イーデザイン損保 (2)
- セゾン自動車火災 (4)
- 三井ダイレクト (11)
- ソニー損害保険 (18)
- 楽天損害保険 (3)
- セコム損害保険 (1)
- SBI損害保険 (5)
- JA共済 (16)
- トラック共済 (16)
- 自動車共済協同組合 (1)
- 全労済 (4)
- AIG損害保険 (25)
- アクサ損害保険 (3)
- アメリカンホーム (1)
- チューリッヒ (5)
- チャブ損害保険 (1)
「解決方法別」から探す
「担当弁護士」から探す
「加害者の事故車両」から探す
「相談タイミング」から探す
「職業」から探す
「年代」から探す
増額しなければ
弁護士費用はいただきません!
※弁護士特約の利用がない場合