更新日:2015年3月12日
こどもの事故で長期治療後、脳挫傷痕が残った事案を示談解決。

みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:大阪府南河内郡太子町のYさん / 中学生 13歳
車が衝突し、歩行中の中学生は脳挫傷痕が残る後遺障害。逸失利益、過失相殺について想定される一般的なケースよりも、被害者に有利な内容で示談和解できた事例。
事故はこうして起こった
Yさんは、歩行中、横断歩道のない車道を横切ろうとしたところ、
車道を走行してきた車に衝突されてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
Yさんはこの事故により脳挫傷を負い、
事故の際6才と小さかったこともあり、
治療は7年に及びました。
7年の治療の結果、脳挫傷による影響はほぼなくなりましたが、
脳挫傷痕が残ってしまいました。
Yさんとそのご両親は、治療が長期にわたり中断していること、
保険会社から症状固定としてもいいのではないかと言われたことから、
後遺障害の申請手続とその後の示談交渉を当事務所に依頼されました。
当事務所で後遺障害の申請手続を行ったところ、
脳挫傷痕の残存により12級13号が認定されました。
そして、その後の示談交渉では、
12級13号を前提にして、
合計10,240,000円で示談が成立しました。
当事務所が関わった結果
後遺障害診断書の内容について弁護士がチェックを行い、
申請を行いました。
また、申請手続きの中で、
自賠責調査事務所より追加資料の収集依頼があり、
それについてYさんと協議しながら収集を行いました。
12級13号の認定後の示談交渉では、
保険会社との間で脳挫傷痕の影響の有無について争いになりましたが、
最終的に逸失利益を認める形で和解が成立しました。
解決のポイント
脳挫傷痕についての逸失利益 (提示額から増額)

脳挫傷痕が残った場合、具体的な支障がない場合があり、
Yさんの場合も全く支障がないとは言えないものの、
ほとんど支障がない状態まで回復されました。
このような場合、
逸失利益の金額について保険会社と争いになることが多く、
この事案でも保険会社から逸失利益の金額について
低めの提示(約630万円)がされました。
金額が低かったことから弁護士が交渉したところ、
逸失利益が約820万円まで増額となり和解が成立しました。
過失割合の認定 (類似ケースより過失割合が低くなった)
本件の事故状況では、
通常Yさんに20%の過失割合が認められます。
事故が相当前のものであったことから
刑事記録の取り付けはできませんでしたが、
事故当時のYさんの年齢等も踏まえ、
最終的に過失相殺15%で和解が成立しました。
担当弁護士のまとめ

本件では、脳挫傷痕についての逸失利益が認められ、
過失割合について15%となるなど、
Yさんに有利な和解が成立したということができます。
また、本件は、Yさんが小さいときに事故に遭い、
7年の長期にわたり治療が継続したという特徴があります。
このような場合、賠償金について時効の問題が生じることがありますが、
①相手方保険会社から治療費の支払いがある場合、
②後遺障害が認められる場合、
③相手方保険会社から示談金額の提示があった場合には、
時効の完成が先に延びます。
本件では、①②③の点で時効完成が先に延びており、時効の問題は生じませんでした。
具体的な事案において、時効の可能性があるかについては、
弁護士にお尋ねいただければと思います。
解決までに時間がかかると
時効の可能性が高まるのは間違いありませんので、
治療終了後、可能であれば早い時期に手続きを進めていくことを
お勧めします。
この記事を見た後にみている記事は?
相手側の個人賠償責任保険を適用して、適正な示談金を獲得。詳しく見る
取得金額
208万円
受傷部位
下肢
後遺障害等級
14級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
Hさんは、ショッピングセンター内を歩いていたところ、柱の陰から歩いてきた方と衝突・転倒し、骨折されてしまいました。後遺障害申請と示談交渉を当事務所で行い、200万円を超える示談額で解決しました。
詳しくはこちら >
更新日:2020年1月21日
四輪車運転中の追突事故でむち打ちになり、示談で83万円で解決。詳しく見る
取得金額
83万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
非該当

担当弁護士 :羽賀 倫樹
Aさんは、運転中に追突事故に遭い、頚椎捻挫の怪我をしてしまいました。半年強の治療で完治し、慰謝料と通院の際の交通費を合計して83万円で示談が成立しました。
詳しくはこちら >
更新日:2022年4月1日
醜状障害に神経症状を併合することで逸失利益を獲得詳しく見る
取得金額
490万円
受傷部位
下肢
後遺障害等級
12級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
体に傷跡が残ったという後遺障害の場合、 労働能力には直接影響しないとして 労働能力喪失が否定されることが多くあります。 本件では、醜状障害以外に神経症状が認められ、 一定の逸失利益が認められました。 &nb […]
詳しくはこちら >
更新日:2017年10月10日
追突事故に遭ったものの、治療を続けて完治。示談金120万円で解決。詳しく見る
取得金額
120万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
非該当

担当弁護士 :羽賀 倫樹
追突事故で、頚椎捻挫・頭部打撲血種の怪我をして4か月ほどの治療で完治しました。治療終了後の保険会社との交渉では、休業損害と慰謝料の合計120万円で示談解決ができました。
詳しくはこちら >
更新日:2023年6月12日
解決実績検索
「受傷部位」から探す
「後遺障害等級」から探す
- 死亡 (11)
- 1級 (12)
- 2級 (2)
- 3級 (2)
- 4級 (6)
- 5級 (4)
- 6級 (6)
- 7級 (12)
- 8級 (12)
- 9級 (25)
- 10級 (21)
- 11級 (44)
- 12級 (65)
- 13級 (3)
- 14級 (97)
- 非該当 (150)
「後遺障害内容」から探す
- 死亡 (11)
- 遷延性意識障害 (1)
- 高次脳機能障害 (31)
- 脊髄損傷 (12)
- 身体の切断 (2)
- 脊柱・体幹骨変形 (36)
- 関節可動域制限・機能障害 (94)
- 醜状障害 (11)
- 局部の神経症状 (72)
- むちうち (87)
- 完治 (104)
- その他 (11)
「保険会社」から探す
- 東京海上日動 (101)
- 損害保険ジャパン (92)
- 三井住友海上 (56)
- あいおいニッセイ (51)
- 共栄火災 (7)
- 日新火災 (3)
- イーデザイン損保 (2)
- セゾン自動車火災 (4)
- 三井ダイレクト (11)
- ソニー損害保険 (18)
- 楽天損害保険 (3)
- セコム損害保険 (1)
- SBI損害保険 (5)
- JA共済 (16)
- トラック共済 (16)
- 自動車共済協同組合 (1)
- 全労済 (4)
- AIG損害保険 (24)
- アクサ損害保険 (3)
- アメリカンホーム (1)
- チューリッヒ (5)
- チャブ損害保険 (1)
「解決方法別」から探す
「担当弁護士」から探す
「加害者の事故車両」から探す
「相談タイミング」から探す
「職業」から探す
「年代」から探す
増額しなければ
弁護士費用はいただきません!
※弁護士特約の利用がない場合