更新日:2017年12月26日
脳外傷に伴う身体機能障害・高次脳機能障害1級の示談交渉事案

みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Hさん / 63歳 主婦
身体機能障害・高次脳機能障害の事案で、
症状固定までの治療等の
アドバイス・後遺障害申請・保険会社との交渉を行いました。
示談では、
1億2000万円と今後の介護費用を十分に賄うことができる賠償金を獲得できました。
事故はこうして起こった
Hさんは、
自転車で大阪府堺市の信号のない交差点を走行しようとしたところ、
一時停止線で一時停止せず進行してきた四輪車に衝突されてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故で、
Hさんは、
硬膜下血腫・くも膜下出血・脳挫傷等の重傷を負われました。
事故から半年程度は、Hさんの息子さんが保険会社との手続きをしていましたが、
保険会社とのやり取りは煩わしく、
今後の後遺障害申請や保険会社との賠償交渉にも不安を感じていました。
Hさんと息子さんは保険会社との手続きを誰かに任せたいし、
様々な手続きのアドバイスを受けられたらと思っていたところ、
インターネットで弁護士に手続きを任せられることを知り、
当事務所に相談来所されました。
2回の相談の後、当事務所にご依頼いただきました。
Hさんは高石市の施設に入っておられ、日々経費が掛かるため、
症状固定前に保険会社に経費の請求を行いました。
ご依頼からしばらくして症状固定の判断が出た後は、
後遺障害申請に必要な書類と内容のアドバイス、
診断書の内容のチェック・修正を行い、
後遺障害申請を行いました。
その結果、身体機能障害と高次脳機能障害で1級が認定されました。
その後の示談交渉では、
主に将来的な介護費をいくらと算定すべきかが大きな争いになりました。
保険会社はこれまでの施設介護の実績を基に算定すべきと主張してきましたが、
今後自宅介護になる可能性もあることなどを主張立証。
最終的に1億2000万円と、
将来の介護費用を十分賄える賠償金を得ることができました。
当事務所が関わった結果
また、
今後の介護費等のため十分な賠償を得る必要がある事案であったため、
後遺障害申請の場面では特に慎重に手続きを進めました。
一方で、
賠償額が多額に上るために手続きが長くなりがちであることを踏まえ、
可能な限りスピード感をもって手続きを進めることにしました。
結果、
後遺障害等級は1級認定、賠償金は1億2000万円となり、
Hさんの今後に十分な金額を得ることができました。
解決のポイント
後遺障害等級認定

Hさんは、
脳外傷を負われ、身体機能障害と高次脳機能障害が残存しました。
保険会社は高次脳機能障害としては3級程度ではないかとの見解でした。
しかし、
Hさんは、
身体機能障害で車いす生活をされているとのことで、
より高い1級か2級が認定される可能性があると判断、
大阪府堺市の主治医の先生とご家族の方に必要書類に詳細な記載をしていただきました。
その結果、
1級が認定され、十分な賠償金を得る前提が整いました。
示談交渉

示談交渉では、
将来の介護費をいくらと算定すべきかが大きな争いになりました。
保険会社は、これまでの施設介護と雑費の合計額をもとに、
1日あたり1万円弱と主張してきました。
これに対し、今後自宅介護に変わる可能性があることを指摘、
最終的に、
1日あたり12,000円程度で示談がまとまりました。
Hさんに1割の過失相殺はありましたが、
1億2000万円という十分な賠償額を得ることができました。
担当弁護士のまとめ

脳外傷による身体機能障害・高次脳機能障害で重篤な後遺障害が残った事案です。
このような事案では、
後遺障害等級認定手続き・示談交渉等で困難が予想され、
また、
将来に備えるため適正な賠償金を得る必要性が高くなります。
ご自身やご家族で手続きを進めるのは難しく、
弁護士による手続きの代行が必須と言えます。
当事務所では、
本件のような脳外傷案件で1級といった
重大事故についても多くのご依頼をいただいています。
高次脳機能障害・脊髄損傷・遷延性意識障害といった
重度後遺障害が残ったり、残りそうだという方は、
早めの弁護士相談をお勧めします。
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取得金額
2億4000万円
受傷部位
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