更新日:2021年6月24日
股関節可動域制限で12級が認定された交通事故の示談交渉

みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Nさん/50代/主婦/大阪府和泉市在住
交通事故で大腿骨を骨折され、4年ほど治療したものの股関節可動域制限が残ってしまいました。後遺障害は12級認定、603万円の提示を受けて弁護士が交渉し、1070万円まで増額ができました。
事故はこうして起こった
Nさんは大阪府和泉市でバイクを運転していたところ、対向方向からこちら側の道路の駐車場に入ろうと右折してきた四輪車に衝突されてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故で、Nさんは大腿骨骨折の怪我をしてしまいました。治療期間は約4年に及びましたが、完治せず、股関節可動域制限が残ってしまいました。後遺障害等級は12級が認定、その後保険会社から示談の提案があったものの、603万円という金額が妥当なものであるか見てほしいと相談に来られました。
弁護士が保険会社の提案内容を確認すると、入通院慰謝料・逸失利益・後遺障害慰謝料について増額の可能性が高いことが分かりました。Nさんも交渉を任せたいとのご意向でしたので、ご依頼を受け示談交渉を進めました。保険会社と交渉したところ、603万円の提案は1070万円まで増額し、十分な金額と判断できたことから示談解決に至りました。
当事務所が関わった結果
入通院慰謝料
206万円→288万円
後遺障害逸失利益
332万円→634万円
後遺障害慰謝料
150万円→280万円
増額後の金額は、いずれも十分な金額と判断できたことから、示談解決することができました。
解決のポイント
入通院慰謝料
保険会社からNさんへの入通院慰謝料の提示額は206万円でした。ある程度の提示額ということはできましたが、弁護士が交渉することでさらに増額になることが見込まれました。弁護士による交渉の結果は288万円です。
後遺障害逸失利益
保険会社からNさんへの提示は、パート収入をもとに、67才までの16年間で計算されていました。
この点、Nさんは、主婦として家事も行っており、このような場合、実際の収入と女性平均賃金のいずれか高い方を基に逸失利益を計算することができます。Nさんの収入は約200万円、女性平均賃金は約380万円でしたので、実際の収入ではなく、女性平均賃金380万円を基に算定すべきと交渉し、当方の主張が認められました。
また、逸失利益の計算期間ですが、可動域制限の12級であれば、67才までの期間か、平均余命の半分のいずれか長い方となることが多いと言えます。Nさんの場合、67才までの期間は16年、平均余命の半分は18年であったため、18年間を逸失利益の期間とすべきと交渉し、当方の主張が認められました。
後遺障害慰謝料
保険会社からNさんへの提示は、150万円でした。
この点、慰謝料の基準には、自賠責基準・任意保険基準・弁護士基準の3つがあり、自賠責基準が最も低く、弁護士が交渉した場合の弁護士基準が最も高くなります。本件の場合、自賠責基準であれば93万円、弁護士基準の上限は280万円ですので、保険会社からNさんへの提示額は、中間的な任意保険の基準に基づくものと思われました。最低限より高いとはいえ、弁護士基準の上限より低い金額であったため、弁護士基準の上限である280万円を認めるべきと交渉し、当方の主張が認められました。
担当弁護士のまとめ

12級の後遺障害認定後、保険会社からの提示があった時点でご依頼いただきました。ご相談時に確認した保険会社の提示内容から大幅増額になる見通しの下、示談交渉をお受けし、金額にして467万円、率にして1.77倍と大幅に増額して解決できました。保険会社が被害者の方に提示する示談金額は低いことが多く、弁護士に依頼することで示談金額の増額を図ることができる事案が多くあります。保険会社からの示談金額の妥当性を確認したいという方は、みお綜合法律事務所の交通事故相談をご利用ください。
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受傷部位
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後遺障害等級
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更新日:2024年5月25日
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更新日:2020年3月14日
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