更新日:2019年3月20日
左手関節可動域制限12級で、紛争処理センターで解決

みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Kさん/40代 主婦
交通事故により左橈骨遠位端骨折の怪我をされ、症状固定直前にご依頼いただきました。
左手関節可動域制限で12級が認定されましたが、
交渉で示談がまとまらず、紛争処理センターに申立を行い、解決に至りました。
事故はこうして起こった
Kさんは、自転車で大阪府東大阪市の歩道を走行し交差点に差し掛かったところ、
一時停止規制のある道路から出てきた四輪車と衝突してしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この交通事故で、Kさんは左橈骨遠位端骨折の怪我をされ、
1年程度治療しましたが、左手関節が動かしづらくなり、
痛みやしびれも残るようになってしまいました。
そのため、後遺障害申請や示談交渉をどのように進めたらいいかが気になり、「みお綜合法律事務所(大阪事務所)」に相談に来られました。
相談をおうかがいし、弁護士が手続きを進める方がより良い解決が見込めると判断し、手続きを受任しました。
後遺障害申請では12級6号が認定されましたが、
示談交渉では保険会社の態度が硬く、示談成立に至りませんでした。
そのため、紛争処理センターに申立を行いました。
紛争処理センターでの手続きを進めた結果、最終的に1071万円の示談金で解決に至りました。
当事務所が関わった結果
後遺障害申請は、
後遺障害認定要件を意識して後遺障害診断書を作成する必要がありますので、
交通事故を多く取り扱っている弁護士によるチェックを入れると安心です。
示談交渉は、被害者の方が直接保険会社と話をするより、
弁護士が交渉した方が示談金額が増額になることが多いため、
弁護士に依頼するメリットがあります。
ただ、本件では、保険会社の態度が硬く、
交渉では十分な金額に至らなかったため、紛争処理センターに申立を行いました。
紛争処理センターでの手続きは、証拠資料に基づいて行われますので、
示談交渉以上に弁護士による手続きの方がいいと言えます。
本件では、示談交渉では約635万円の提示があったものの、
弁護士基準からみると相当低いものであったため、紛争処理センターに申立を行い、
最終的に1071万円まで増額になり解決に至りました。
解決のポイント
主婦の休業損害
Kさんは専業主婦の方であったことから、
示談交渉では主婦としての休業損害を請求しました。
保険会社は一定の休業損害を認め約86万円を支払うとのことでしたが、
Kさんの怪我の状況や家事の状況を考えると低いと考えられました。
紛争処理センターで、
治療中の症状や家事の状況等について主張立証を行う等して
引き続き増額のための手続きを進めたところ、
紛争処理センターから約155万円が妥当であるとの斡旋案が示され、合意ができました。
主婦の後遺障害逸失利益

後遺障害逸失利益では、特に労働能力喪失期間が争点になりました。
保険会社は示談交渉において7年が相当、逸失利益の額は約267万円と主張してきました。
これに対し、可動域制限は回復する見込みのないものとして後遺障害が認定されたものであるから、
より長期間、本件では21年間の労働能力喪失期間が認められるべき、
逸失利益は約678万円と主張しました。
示談交渉では、保険会社からの譲歩はありませんでしたが、
紛争処理センターでは当方の主張通り、
労働能力喪失期間21年、逸失利益の金額約678万円が相当であるとの斡旋案が示され、
合意ができました。
担当弁護士のまとめ

手関節可動域制限で後遺障害等級12級6号が認定され、紛争処理センターで解決した事案です。
後遺障害が認定された事案でも、多くは示談交渉で解決ができますが、
中には本件のように保険会社の態度が硬く、紛争処理センター申立を行う事案があります。
当事務所では、交通事故の案件を多く解決しており、
紛争処理センター申立による解決実績も多くあります。
示談交渉の状況に応じて申立の必要性等を判断し、手続きを進めていますので、
交通事故の後遺障害申請や示談交渉で悩んでいるという方は、一度ご相談いただければと思います。
この記事を見た後にみている記事は?
骨折後の痛みで14級認定後の示談交渉で、200万円以上増額。詳しく見る
取得金額
347万円
受傷部位
上肢
後遺障害等級
14級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
右上腕骨顆上骨折後に痛みが残り、14級が認定された事案です。保険会社からの139万円の示談提示について、弁護士の交渉で347万円に増額し、示談解決ができました。
詳しくはこちら >
更新日:2024年11月18日
むち打ちで14級9号認定、示談金295万円で解決した事例。詳しく見る
取得金額
295万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
14級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
交通事故に遭い、相手方保険会社とのやり取りも含めて任せたいとして事故直後に相談・ご依頼いただきました。治療終了後の後遺障害手続きで14級9号認定、示談金は295万円で決着しました。
詳しくはこちら >
更新日:2021年7月1日
むち打ち完治の事例で、交渉により示談金を大幅増額。詳しく見る
取得金額
66万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
非該当

担当弁護士 :羽賀 倫樹
むち打ち症自体は、8か月ほどの治療の結果完治しました。保険会社から26万円の示談金提示がありましたが、増額の可能性がないかということで相談に来られ、交渉の結果66万円に増額して解決しました。
詳しくはこちら >
更新日:2021年11月26日
むち打ち14級9号認定。145万円の提示を240万円に増額。詳しく見る
取得金額
240万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
14級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
Kさんは、保険会社から145万円を支払うとの提示受けたものの、 妥当かどうか分からなかったため示談交渉をご依頼いただきました。 弁護士による交渉で240万円に増額となり、解決に至りました。
詳しくはこちら >
更新日:2018年5月8日
解決実績検索
「受傷部位」から探す
「後遺障害等級」から探す
- 死亡 (11)
- 1級 (12)
- 2級 (2)
- 3級 (2)
- 4級 (6)
- 5級 (4)
- 6級 (6)
- 7級 (12)
- 8級 (12)
- 9級 (25)
- 10級 (21)
- 11級 (44)
- 12級 (66)
- 13級 (3)
- 14級 (98)
- 非該当 (152)
「後遺障害内容」から探す
- 死亡 (11)
- 遷延性意識障害 (1)
- 高次脳機能障害 (31)
- 脊髄損傷 (12)
- 身体の切断 (2)
- 脊柱・体幹骨変形 (36)
- 関節可動域制限・機能障害 (95)
- 醜状障害 (11)
- 局部の神経症状 (73)
- むちうち (87)
- 完治 (105)
- その他 (11)
「保険会社」から探す
- 東京海上日動 (102)
- 損害保険ジャパン (94)
- 三井住友海上 (56)
- あいおいニッセイ (52)
- 共栄火災 (7)
- 日新火災 (3)
- イーデザイン損保 (2)
- セゾン自動車火災 (4)
- 三井ダイレクト (11)
- ソニー損害保険 (18)
- 楽天損害保険 (3)
- セコム損害保険 (1)
- SBI損害保険 (5)
- JA共済 (16)
- トラック共済 (16)
- 自動車共済協同組合 (1)
- 全労済 (4)
- AIG損害保険 (24)
- アクサ損害保険 (3)
- アメリカンホーム (1)
- チューリッヒ (5)
- チャブ損害保険 (1)
「解決方法別」から探す
「担当弁護士」から探す
「加害者の事故車両」から探す
「相談タイミング」から探す
「職業」から探す
「年代」から探す
増額しなければ
弁護士費用はいただきません!
※弁護士特約の利用がない場合