これまでの交通事故ご相談取り扱い実績 交通事故の相談実績7,000件以上 (~2023年)

運営:弁護士法人 みお綜合法律事務所

更新日:2023年2月17日

バスのステップを降りているときの事故で、345万円で示談。

みおでご相談後の取得金額

相談前 38万円
相談後 345万円

事例の概要

被害者様:Mさん/50代/主婦/大阪府守口市在住

事故による骨折の治療が終了し、保険会社から示談金38万円の提示がありました。後遺障害認定の可能性・金額増額の可能性があるとして手続きを進め、後遺障害等級14級、示談金345万円で解決しました。

事故はこうして起こった

Mさんは、大阪府守口市で、乗車していたバスのステップを降りていた時、上のステップにスカートの裾が乗った状態になり、同じく降車しようとしていた人が裾を踏んでしまったため、ステップから転げ落ちてしまいました。

後遺障害と解決までの道のり

この事故でMさんは、右上腕骨結節部骨折の怪我をしてしまいました。この事故は交通事故ではありませんが、事故の相手方に賠償責任保険があったため、保険会社の負担で治療を進めることができました。

治療4か月ほどで骨は癒合、痛みが残る状態となり、治療は終了。その後、保険会社から38万円の示談金提示があり、金額の妥当性を判断したいとして相談に来られました。なお、Mさんは相手方保険会社から後遺障害の話は聞いておらず、ご相談に来られた時点では後遺障害申請という意識はありませんでした。

Mさんのお話をおうかがいすると、38万円の示談提案は低く、後遺障害が認定されなかったとしても100万円程度に増額になるものと思われました。また、骨折部に痛みが残っており、後遺障害が認定される可能性があり、認定されれば、示談金が300万円を超える可能性があると思われました。そのため、後遺障害申請と示談交渉の手続きをお受けしました。

後遺障害申請をしたところ、骨折部の痛みについて14級が認定。その後の示談交渉では、後遺障害等級が認定されたこと、主婦としての休業損害が認められたこと等から大幅に増額。ご相談前の9倍以上である345万円となり解決ができました。

当事務所が関わった結果

 Mさんの怪我とご相談時の症状をおうかがいして、後遺障害等級が認定される可能性があると判断。手続きを進めると14級の後遺障害等級が認定されました。
 保険会社から提示されていた38万円の示談金額について、弁護士が交渉することで大幅に増額になる可能性があると判断。保険会社との交渉で、345万円で示談ができました。

 解決のポイント

後遺障害等級認定

交通事故やその他の事故では、治療が終了しても症状が残る場合、症状の内容によっては、後遺障害申請をする必要があります。しかし、特に交通事故以外の事故(日常生活事故)で、ある程度怪我が回復したような事案では、後遺障害申請をしていないというケースが散見されます。

本件でも、Mさんは骨折がかなりの程度回復したことから、ご相談に来られた時点では後遺障害申請は考えていませんでした。しかし、上腕骨結節部骨折の怪我をして4か月ほどの治療が必要になり、治療終了後肩付近に痛みが残っていたことから、弁護士としては後遺障害等級認定の可能性があると判断。Mさんの症状を反映した後遺障害診断書の取付の上、後遺障害申請をしたところ、見込み通り後遺障害等級14級の認定を受けられました。

後遺障害部分の示談金額の交渉

後遺障害等級の認定を受けたことから、保険会社との間で、後遺障害逸失利益と後遺障害慰謝料の交渉をしました。その結果、逸失利益は約120万円、後遺障害慰謝料は110万円が認められました。後遺障害逸失利益の基礎収入は、保険会社は当初仕事の収入(約140万円)を前提に提案をしてきましたが、Mさんが主婦であったことから交渉し、女性平均賃金(約385万円)を基礎収入とすることで合意できました。労働能力喪失期間は、14級9号の認定であったことから5年が上限になる可能性が考えられましたが、交渉の結果、7年が認められました。

また、後遺障害慰謝料は弁護士基準満額の110万円で合意できました。

後遺障害等級14級が認定されることで、示談金が230万円増額になりました。

傷害部分の示談金額の交渉

Mさんはご相談前、休業損害と傷害慰謝料について保険会社から提示を受けていました。

休業損害は、仕事での収入約140万円を前提として、労災からの支払われた金額を控除して8万円の提示になっていました。これに対し、逸失利益と同じく、Mさんが主婦であることから基礎収入について交渉し、女性平均を基礎とすることが認められました。その結果、労災からの支払い分を控除して28万円の休業損害が認められました。

傷害慰謝料は、怪我の程度・入通院期間・通院回数等を基に算定されます。Mさんの怪我は骨折、約4か月通院、49回通院という状況で、ご相談前は約33万円の提示でした。この点、自動車事故で最低限の補償を行う自賠責基準でも4300円×49日×2=421,400円であり、Mさんへの提示額は自賠責基準を下回るものでした。本件は日常生活事故で自賠責保険の適用はありませんが、33万円という金額は相当低いものと考えられました。そこで、弁護士が保険会社と交渉したところ、ほぼ弁護士基準通りの89万円が認められました。

以上の結果、傷害部分は、ご相談前から76万円増額できました。

担当弁護士のまとめ

担当弁護士:羽賀 倫樹 担当弁護士:羽賀 倫樹

本件は交通事故ではなく、日常生活上の事故でしたが、加害者に賠償責任保険があったため、後遺障害申請と示談交渉をご依頼いただき手続きを進めました。その結果、ご相談前の保険会社提示額の9倍以上となる345万円で示談解決ができました。

交通事故ではなく、日常生活事故における保険会社との交渉も弁護士に依頼することができます。弁護士に依頼すれば交渉の煩わしさから解放されるとともに、示談金額の増額が期待できます。みお綜合法律事務所では、事故に関する保険会社との交渉を多く承っています。安心してご相談ください。


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