更新日:2025年3月3日
むち打ち14級で、示談金を154万円増額して解決。

みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Oさん/50才代/主婦
Oさんは、追突事故でむち打ちになり、後遺障害は14級認定で、保険会社からの示談提案額が妥当か知りたいとして相談に来られました。弁護士が交渉して、176万円から330万円に増額して解決しました。
事故はこうして起こった
Oさんは、自動車の助手席に同乗していたところ、前方不注視の後方車に追突されてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故で、Oさんは首を受傷し、頚椎捻挫(むち打ち)と診断されました。約7か月整形外科に通って首の痛みや手のしびれはある程度軽減したものの、完全には治らなかったため後遺障害申請をしたところ14級の認定。その後、14級の後遺障害を前提に保険会社から示談金額の提案がありましたが、妥当な金額であるか分からなかったため、当事務所に相談に来られました。
保険会社からOさんに提示された金額は176万円。特に、後遺障害部分は、自賠責保険基準通り75万円となっていたことから増額の可能性が高いと判断。また、Oさんが主婦(家事従事者)であることから、休業損害の増額交渉も可能と判断。そこで、Oさんから示談交渉をお受けし、保険会社に対する交渉を進めました。
その結果、176万円であった提示額は、330万円まで増額。十分な示談金と判断できたことから、示談解決に至りました。
当事務所が関わった結果
・休業損害 29万円→52万円
・傷害慰謝料 70万円→85万円
・後遺障害部分 75万円→190万円
・示談金額 176万円→330万円
解決のポイント
後遺障害部分の示談金の増額
上記に記載した内訳から分かるように、本件では後遺障害部分が大きく増額し、示談金も増額になりました。保険会社からの事前提示額75万円というのは、最低限の補償を行うための自賠責保険の基準通りであり、増額の可能性が高いと見込まれました。
そして、実際に交渉すると後遺障害部分は190万円に増額。休業損害、傷害慰謝料も増額になり、全体では154万円増額になりました。
休業損害の増額
会社員の場合、休業損害の算定基礎となる収入や、休んだ日数が明確ですので、休業損害について交渉の余地があることはあまりありません。
これに対し、主婦の場合、算定基礎となる収入が自賠責と弁護士で異なることと、休業日数の交渉も可能であることから、休業損害について交渉の余地があります。本件でも、交渉前の主婦休損の提示額は29万円でしたが、交渉により52万円に増額になりました。
担当弁護士のまとめ

むち打ちで14級認定、主婦の方について示談交渉を受任し、示談金が増額になった事案です。154万円増額になっており、その中から弁護士費用をお支払いいただくことができ、手元に残る金額という意味でも大きく増額になりました。
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