更新日:2025年4月4日
30代男性の死亡事故について、示談解決した事例。

みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Hさん/30才代/会社員/大阪府在住
バイク乗車中に追突事故に遭い死亡された方のご遺族から、示談交渉の依頼がありました。刑事事件が終了した時点を一区切りとして交渉を進め、5700万円の示談金で解決しました。
事故はこうして起こった
Hさんは、バイクを運転して赤信号待ちをしていたところ、同じく赤信号待ちをしていた後方のトラックがHさんに気付かず進行をはじめ、追突されてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
死亡事故であり、Hさんのご遺族から示談交渉の依頼がありました。加害者の刑事事件が終了した時点で相手方保険会社との示談交渉をスタート。主に、慰謝料・逸失利益について交渉し、最終的に5700円で解決しました。
当事務所が関わった結果
逸失利益については、生活費控除率が争いになりました。生活費控除率は、死亡事故が発生しなければかかっていたであろう生活費を逸失利益の算定上差し引くもので、独身の男性の場合50%とされることが多いといえます。本件では40%で解決ができました。
解決のポイント
死亡事故に関する慰謝料
死亡事故の慰謝料は、弁護士が交渉すると、被害者が一家の支柱の場合2800万円、一家の支柱ではない場合は2000万円~2500万円が基準になります。被害者に支えられていた家族がいる方が、その家族にとって死亡事故の影響が大きいと考えられるため、慰謝料の額の基準に差が設けられています。
本件では、保険会社から、Hさんが独身であることから一家の支柱とは言えないとして、2300万円が妥当との主張がありました。これに対し、独身とはいえ、年金暮らしの両親と同居し生活を支えていた面があることや、事故状況などを踏まえて交渉し、最終的に慰謝料は2500万円になりました。
逸失利益の生活費控除率
被害者の方が亡くなった場合の逸失利益は、死亡事故が発生しなければかかっていたであろう生活費を差し引いて算定されます。一般的に、一家の支柱・女性は30%~40%を控除、その他(独身男性等)の場合は50%控除になります。一家の支柱の方については、家族全体の支出のうち、自分自身に関わる生活費の割合が低いと考えられることから、生活費控除率は低くなります。これに対し、女性と独身男性等で控除率に違いがあるのは、生活費への支出割合の違いというより、平均賃金に男女差がある中で、死亡事故の逸失利益について男女差を大きくしないためという趣旨が大きいと言えます。
本件では、保険会社から、Hさんが独身男性であることから、生活費控除率は50%が妥当との主張がありました。これに対し、慰謝料の部分に記載した通り、独身とはいえ、年金暮らしの両親と同居し生活を支えていた面があることを踏まえて交渉し、最終的に逸失利益の生活費控除率は40%になりました。
担当弁護士のまとめ

死亡事故の被害者の遺族の方からのご依頼で、保険会社との示談交渉を行いました。慰謝料と逸失利益算定の際の生活費控除率について主に交渉し、それぞれ保険会社の当初の主張からの譲歩があり、5700万円であれば同種事例から考えられる見通しからみても十分な金額と判断できたことから、示談での解決になりました。
この記事を見た後にみている記事は?
むち打ち(頚椎捻挫)非該当で、80万円で示談解決。詳しく見る
取得金額
80万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
非該当

担当弁護士 :羽賀 倫樹
追突事故で頚椎捻挫の怪我をされ、症状固定が近くなったということでご相談・ご依頼いただきました。後遺障害には該当しないとの判断があった後、示談交渉で80万円で解決しました。
詳しくはこちら >
更新日:2022年6月24日
腰椎捻挫が完治した後の示談交渉で、約55万円増額。詳しく見る
取得金額
120万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
非該当

担当弁護士 :羽賀 倫樹
腰椎捻挫による痛みが完治し、保険会社から示談金の提示があった時点でご相談いただきました。65.3万円の提示に対し、慰謝料増額・主婦休損の加算により120万円に増額して解決しました。
詳しくはこちら >
更新日:2024年6月13日
鎖骨骨折後の肩関節可動域制限が残った事案の示談交渉詳しく見る
取得金額
800万円
受傷部位
背骨・体幹骨
後遺障害等級
12級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
鎖骨を骨折し、肩が動かしづらくなったため12級6号の後遺障害が認定されました。 保険会社から296万円で示談提案がありましたが、 交渉は弁護士に任せたいとしてご依頼、800万円で解決になりました。
詳しくはこちら >
更新日:2020年3月6日
無保険車傷害保険を利用して示談解決した事例詳しく見る
取得金額
924万円
受傷部位
下肢
後遺障害等級
12級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
本件は加害車両に対人賠償保険がなく、ご自身が契約していた無保険車傷害保険と交渉をした事案です。 後遺障害認定を受け、示談交渉を進め、924万円で解決することができました。
詳しくはこちら >
更新日:2020年2月3日
解決実績検索
「受傷部位」から探す
「後遺障害等級」から探す
- 死亡 (11)
- 1級 (12)
- 2級 (2)
- 3級 (2)
- 4級 (6)
- 5級 (4)
- 6級 (6)
- 7級 (12)
- 8級 (12)
- 9級 (25)
- 10級 (21)
- 11級 (44)
- 12級 (66)
- 13級 (3)
- 14級 (99)
- 非該当 (159)
「後遺障害内容」から探す
- 死亡 (11)
- 遷延性意識障害 (1)
- 高次脳機能障害 (31)
- 脊髄損傷 (12)
- 身体の切断 (2)
- 脊柱・体幹骨変形 (36)
- 関節可動域制限・機能障害 (95)
- 醜状障害 (11)
- 局部の神経症状 (73)
- むちうち (88)
- 完治 (112)
- その他 (11)
「保険会社」から探す
- 東京海上日動 (102)
- 損害保険ジャパン (98)
- 三井住友海上 (58)
- あいおいニッセイ (53)
- 共栄火災 (7)
- 日新火災 (3)
- イーデザイン損保 (2)
- セゾン自動車火災 (4)
- 三井ダイレクト (11)
- ソニー損害保険 (18)
- 楽天損害保険 (3)
- セコム損害保険 (1)
- SBI損害保険 (5)
- JA共済 (16)
- トラック共済 (16)
- 自動車共済協同組合 (1)
- 全労済 (4)
- AIG損害保険 (25)
- アクサ損害保険 (3)
- アメリカンホーム (1)
- チューリッヒ (5)
- チャブ損害保険 (1)
「解決方法別」から探す
「担当弁護士」から探す
「加害者の事故車両」から探す
「相談タイミング」から探す
「職業」から探す
「年代」から探す
増額しなければ
弁護士費用はいただきません!
※弁護士特約の利用がない場合