更新日：2023年9月15日

むち打ちが完治した事案について、交渉で２４万円増額して解決。

解決方法示談交渉
受傷部位むちうち(頚椎・腰椎)
後遺障害等級非該当
症状・障害完治
保険会社 AIG損害保険
担当弁護士弁護士羽賀　倫樹担当事例
加害者の事故車両自動車
相談タイミング慰謝料提示があった
職業年金生活
年代７０代

みおでご相談後の取得金額

相談前６１万円

相談後８５万円

事例の概要

被害者様：Ｙさん/７０才代/年金生活/大阪府守口市在住

むち打ちが完治し、相手保険会社から示談提示があったということでご相談いただきました。６１万円ほどの慰謝料提示で、交渉により増額の可能性が高いと判断。実際に交渉すると８５万円に増額して解決しました。

事故はこうして起こった

Ｙさんは、大阪府守口市で、自転車で車道の左端を走行していたところ、道路左側にあった駐車場から出てきた自動車に衝突されてしまいました。

後遺障害と解決までの道のり

Ｙさんはこの事故で自転車ごと転倒して体を地面に打ち付けてしまい、頚椎捻挫・腰椎捻挫等の診断を受けました。首や腰が痛いため８か月ほど整形外科に通院し、症状が大幅に改善したことから治療は終了。その後、保険会社から示談金額の提示がありました。

提示された金額は６１万円ほどで、弁護士が保険会社と交渉する際の基準から見ると低い金額であり、交渉の余地があったため、示談交渉の手続きをお受けしました。

ご依頼の後、保険会社と交渉したところ、６１万円の提示から、７４万円→８５万円と増額になり、十分な金額と判断できたことから示談に至りました。

当事務所が関わった結果

　Ｙさんからご依頼いただき、慰謝料の増額交渉を行いました。交通事故の慰謝料は、弁護士が交渉すると増額になるケースが多いですが、本件でもご依頼いただいて交渉することで２４万円増額して示談が成立しました。

解決のポイント

傷害慰謝料（入通院慰謝料）の考え方

保険会社からＹさん本人に提示された慰謝料は、最低限の補償をするための自賠責保険の基準である通院１日あたり４，３００円×通院日数×２というものでした。当然金額としては低く、交渉の余地があるものと思われました。

弁護士に交渉を依頼した場合の慰謝料の基準は、通院１日あたり●●円というものではなく、怪我の程度・通院期間・通院回数等をもとにしたマトリクス表から算出されます。それに基づくと本件では最大９０万円の慰謝料が認められると考えられました。実際の交渉では、通院回数も考慮して９０万円ではなく８５万円となりましたが、十分な金額と判断できたことから、示談が成立しました。

担当弁護士のまとめ

担当弁護士：羽賀　倫樹

治療が終了した後の示談金額の交渉を行いました。１か月ほどの交渉で２４万円増額となり、十分な金額と判断して示談解決に至りました。交通事故では、特に被害者の過失割合が出ない事案で示談金額が増額になりやすい傾向があります。保険会社から提示された示談金額の妥当性を確認したいという方は、みお綜合法律事務所にご相談ください。