更新日:2013年7月23日
改正された後遺障害の認定基準によって賠償額を2倍へ。

みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Aさん(30歳)会社員
相手方保険会社と交渉中に、後遺障害等級認定の基準が改正されることになりました。そこで、旧基準よりも高い賠償額を得られる新基準で賠償額の算出を主張しました。最終的に、当事務所の主張が裁判所の和解案に反映され、賠償額は2倍近く増額されました。
事故はこうして起こった
平成14年の某月、大阪市阿倍野区で原動機付き自転車を運転中のAさん(30代・会社員)が、信号機のない交差点に差し掛かったとき、事故が発生しました。Aさんが直進しようとしたところ、交差点に右折進入してきた自動車と衝突してしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故によってAさんは肩・右腕を負傷。肩関節の機能障害などにより、後遺障害の等級は併合11級と認定されました。相手方が当初提示してきた損害賠償金(自賠責保険金を含む)は、16,660,517円でした。その結果を受けて当事務所が受任し、訴訟を提起。裁判を行った結果、1審での和解によって31,400,000円(上昇率188.47%)の損害賠償金を取得することができました。
なお、この事件が解決したのは、平成17年です。
当事務所が関わった結果
解決のポイント
日頃からの情報収集が実を結ぶ

このケースの大きなポイントとなったのは、後遺障害等級の認定基準の変更です。自賠責の事前認定では、併合11級となりましたが、平成16年7月1日の後遺障害の等級認定基準が変更され、新基準では肩関節の機能障害が10級となり、併合9級に相当する可能性が高まりました。そこで、新基準での労働能力喪失率を算出することを主張しました。
自賠責での併合11級の基準は20%でしたが、当事務所では新基準である9級での35%を主張し、裁判所の和解案では25%が認められる結果となりました。
認定基準の変更についての情報収集を行っていなければ、旧基準の等級を前提として裁判が進んでいたものと思われます。
基礎収入についても争点に

裁判では、基礎収入についても争点となっていました。Aさんは若いながらも、何度か転職を経験していたため、相手方から「将来的に安定した収入が得られるのか?」という点を指摘されました。
しかしながら、Aさんは25歳という若さであったことと、同年齢の平均に比べて多くの収入を得ていたことを主張し、当事務所の主張が認められました。
解説弁護士のまとめ

日頃の情報収集の成果により、係争中に認定基準改正の情報を得ました。係争中の現行基準ではなく、新基準では等級が繰り上がる可能性が高いと判断して、新基準による労働能力喪失率などについて主張しました。最新の情報に基づいた対応ができるのも、交通事故問題に積極的に取り組んでいる当事務所の弁護士の強みであると思います。
この記事を見た後にみている記事は?
むち打ちで14級が認定された主婦の方の示談交渉詳しく見る
取得金額
308万
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
14級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
むち打ちで後遺障害等級14級が認定され、 保険会社から示談金額の提示があった時点で相談に来られました。 弁護士において示談金額が増額になる可能性があると判断し受任、 交渉の結果、 当初の2倍以上の示談金額を獲得しました。
詳しくはこちら >
更新日:2017年11月17日
フォークリフト運転中の事故で踵骨骨折。14級認定後に示談交渉。詳しく見る
取得金額
525万円
受傷部位
下肢
後遺障害等級
14級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
踵骨骨折の怪我をして、少し症状が落ち着いてきたころに相談に来られました。ご依頼後しばらく治療が続いた後、後遺障害は14級認定、示談交渉で525万円で解決しました。
詳しくはこちら >
更新日:2020年10月16日
主婦、むち打ち14級9号の方の示談交渉事例詳しく見る
取得金額
345万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
14級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
主婦の方で、むち打ちで14級9号が認定された方の示談交渉事例です。休業損害・傷害慰謝料・逸失利益・後遺障害慰謝料について適切な金額を取得し、総額約345万円で示談解決に至りました。
詳しくはこちら >
更新日:2020年5月31日
胸椎圧迫骨折11級の示談交渉事案。詳しく見る
取得金額
912万円
受傷部位
背骨・体幹骨
後遺障害等級
11級

担当弁護士 :羽賀 倫樹
交通事故で胸椎圧迫骨折の怪我をして、後遺障害が認定されたものの、 妥当であるか判断したいとして相談に来られました。 相談の結果、後遺障害等級は妥当と判断、示談交渉を受任し解決に至りました。
詳しくはこちら >
更新日:2019年9月13日
解決実績検索
「受傷部位」から探す
「後遺障害等級」から探す
- 死亡 (11)
- 1級 (12)
- 2級 (2)
- 3級 (2)
- 4級 (6)
- 5級 (4)
- 6級 (6)
- 7級 (12)
- 8級 (12)
- 9級 (25)
- 10級 (21)
- 11級 (44)
- 12級 (65)
- 13級 (3)
- 14級 (97)
- 非該当 (150)
「後遺障害内容」から探す
- 死亡 (11)
- 遷延性意識障害 (1)
- 高次脳機能障害 (31)
- 脊髄損傷 (12)
- 身体の切断 (2)
- 脊柱・体幹骨変形 (36)
- 関節可動域制限・機能障害 (94)
- 醜状障害 (11)
- 局部の神経症状 (72)
- むちうち (87)
- 完治 (104)
- その他 (11)
「保険会社」から探す
- 東京海上日動 (101)
- 損害保険ジャパン (92)
- 三井住友海上 (56)
- あいおいニッセイ (51)
- 共栄火災 (7)
- 日新火災 (3)
- イーデザイン損保 (2)
- セゾン自動車火災 (4)
- 三井ダイレクト (11)
- ソニー損害保険 (18)
- 楽天損害保険 (3)
- セコム損害保険 (1)
- SBI損害保険 (5)
- JA共済 (16)
- トラック共済 (16)
- 自動車共済協同組合 (1)
- 全労済 (4)
- AIG損害保険 (24)
- アクサ損害保険 (3)
- アメリカンホーム (1)
- チューリッヒ (5)
- チャブ損害保険 (1)
「解決方法別」から探す
「担当弁護士」から探す
「加害者の事故車両」から探す
「相談タイミング」から探す
「職業」から探す
「年代」から探す
増額しなければ
弁護士費用はいただきません!
※弁護士特約の利用がない場合