更新日:2016年4月25日
年金受給者の逸失利益について、より有利に基礎収入額を算定。
みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Kさん / 75歳 無職
年金を受給している方が亡くなられた交通事故の解決事例です。複数の年金受給による支給調整のため、一部支給停止されていたものの、支給調整前の退職年金・老齢基礎年金の合計金額を基礎収入として、逸失利益を算定することが認められました。
事故はこうして起こった
Kさんが河内長野市の信号機のない交差点を横断していたところ、左側から走行してきた普通乗用車にはねられてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この河内長野での事故によりKさんはお亡くなりになりました。
ご遺族が自賠責保険の被害者請求を行いましたが、
書類の不備を理由になかなか払ってもらえず、
「みお綜合法律事務所(大阪事務所)」に相談にお越しになりました。
本件は裁判で和解が成立し、
約3000万円の損害賠償金を獲得することができました。
当事務所が関わった結果
「基礎収入」については、詳細は後述するとおり、
当方の主張が全面的に認められました。
「過失割合」についても、保険会社は被害者側にも15%の過失があると主張しましたが、
当方の主張が認められ、Kさんの過失割合は10%とされました。
いずれの点も、当方の主張が認められ、
被害者のご遺族の方々にとって有利な内容で和解にて解決することができました。
解決のポイント
年金受給者の「逸失利益」について
年金を受給していた被害者が交通事故によってお亡くなりになった場合、
被害者の相続人は、被害者の年金収入の逸失利益を加害者に請求することができます。
具体的には、受給者が生存していれば、
その平均余命期間に受給することができた年金の現在額
の賠償を求めることができます。
しかし、すべての年金について逸失利益が認められるわけではありません。
判例実務上、老齢・退職年金や障害年金(加給分を除きます)には
逸失利益性が認められていますが、遺族年金には逸失利益性が認められていません。
Kさんの場合、老齢基礎年金、退職共済年金および遺族共済年金を受給していましたが、
複数の年金を受給していたことによる支給調整のために、
退職共済年金の一部が支給停止となっていました。
そこで、保険会社は、支給調整後の退職年金額を基礎収入とすべきと主張しました。
しかし、これでは遺族年金だけでなく、
遺族年金を受給していなければ本来得られたはずであった
支給調整前の年金さえも得られなくなってしまいます。
支給調整前か後か、裁判ではいずれの金額を基礎収入とすべきかが争われましたが、
当方の主張について裁判官の共感を得ることができ、
支給調整前の退職年金および老齢基礎年金の合計額を基礎収入とすることが認められました。
「過失割合」の修正要素について
実況見分調書によると、Aさんが道路をほぼ横断し終えていたことから、
加害者に著しい前方不注視があったことを指摘しました。
また、被害者が高齢者ということも過失割合の修正要素として考慮すべきと主張しました。
その結果、過失割合の減算修正に成功しました。
担当弁護士のまとめ
担当弁護士
:吉山 晋市
適正な賠償金を獲得するためには、提示された賠償金額について、
損害費目毎に検証し、その積算根拠を収集するなど、
細かな作業が必要となります。
また、被害者が不幸にもお亡くなりになってしまった場合、
事故状況や被害者の生前の生活状況についてご遺族がよく知らないケースも少なくなく、
そうするとますます適正な賠償金を獲得することが困難となります。
適正な賠償金を獲得するために、これから賠償金の提示を受ける方も、
既に提示を受けた方も、一度ご相談にお越しいただければと思います。
この記事を見た後にみている記事は?
むち打ち、異議申立で14級9号の認定を受けた事案詳しく見る
取得金額
229万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
14級
担当弁護士 :羽賀 倫樹
むち打ちの後遺障害申請で、当初後遺障害に該当しないと判断されてしまいましたが、 異議申立で14級が認定されました。 示談交渉では、基礎収入に争いが生じましたが、229万円で解決することができました。
詳しくはこちら >
更新日:2020年1月15日
大腿骨人工関節置換で後遺障害は10級、示談金1311万円で解決詳しく見る
取得金額
1311万円
受傷部位
下肢
後遺障害等級
10級
担当弁護士 :羽賀 倫樹
左大腿骨頚部骨折で大腿骨人工関節置換の手術をし、症状が安定してきた頃に相談に来られました。後遺障害は10級の見込みで、依頼のメリットが大きいことから受任し、最終的に1311万円で示談解決しました。
詳しくはこちら >
更新日:2026年2月19日
むち打ちが完治した後の示談金を1.28倍に増額して解決詳しく見る
取得金額
71.4万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
非該当
担当弁護士 :羽賀 倫樹
追突事故による頚椎捻挫が完治し、保険会社から示談金提示がありました。慰謝料・示談金診断から相談申込があり、増額見込みと判断。保険会社との交渉で55.9万円から71.4万円に増額し解決できました。
詳しくはこちら >
更新日:2025年2月7日
むち打ち完治後の示談交渉事例詳しく見る
取得金額
85万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
非該当
担当弁護士 :羽賀 倫樹
追突事故に遭遇し、むち打ちになりましたが、治療により痛み等は完治しました。保険会社から慰謝料の提案があり、ご相談ご依頼により、70万円の提示が85万円となり解決しました。
詳しくはこちら >
更新日:2020年6月21日
解決実績検索
「受傷部位」から探す
「後遺障害等級」から探す
- 死亡 (12)
- 1級 (12)
- 2級 (2)
- 3級 (2)
- 4級 (6)
- 5級 (4)
- 6級 (6)
- 7級 (12)
- 8級 (13)
- 9級 (25)
- 10級 (22)
- 11級 (44)
- 12級 (67)
- 13級 (3)
- 14級 (103)
- 非該当 (170)
「後遺障害内容」から探す
- 死亡 (12)
- 遷延性意識障害 (1)
- 高次脳機能障害 (31)
- 脊髄損傷 (12)
- 身体の切断 (2)
- 脊柱・体幹骨変形 (37)
- 関節可動域制限・機能障害 (96)
- 醜状障害 (11)
- 局部の神経症状 (75)
- むちうち (94)
- 完治 (120)
- その他 (11)
「保険会社」から探す
- 東京海上日動 (109)
- 損害保険ジャパン (101)
- 三井住友海上 (58)
- あいおいニッセイ (56)
- 共栄火災 (7)
- 日新火災 (3)
- 東京海上ダイレクト(イーデザイン損保) (2)
- SOMPOダイレクト(セゾン自動車火災) (4)
- 三井ダイレクト (11)
- ソニー損害保険 (18)
- 楽天損害保険 (3)
- セコム損害保険 (1)
- SBI損害保険 (6)
- JA共済 (16)
- トラック共済 (16)
- 自動車共済協同組合 (1)
- こくみん共済coop(全労済) (5)
- AIG損害保険 (25)
- アクサ損害保険 (3)
- アメリカンホーム (1)
- チューリッヒ (8)
- チャブ損害保険 (1)
「解決方法別」から探す
「担当弁護士」から探す
「加害者の事故車両」から探す
「相談タイミング」から探す
「職業」から探す
「年代」から探す
増額しなければ
弁護士費用はいただきません!
※弁護士特約の利用がない場合











