更新日:2013年7月23日
自転車同士の事故で負った後遺障害に賠償金を
みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Aさん(50歳)主婦
自転車同士の事故の場合は等級の認定機関がないため、独自に「みお」が資料を作成し、提出。裁判所で認定を受けることができ、賠償金額の増額へとつなげました。
事故はこうして起こった
平成13年のある日のこと、自転車に乗って出かけたAさん(50代・主婦)は神戸市内の交差点で事故に遭ってしまいました。Aさんが交差点に差し掛かったとき、別の方向から走ってきた自転車と衝突してしまったのです。
※ちなみに、この事故が発生したとき、Aさんの進行方向にあった信号機は、黄色が点滅。相手方の進行方向にあった信号機は、赤色が点滅していました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故によって、Aさんの右手小指の末関節(DIP関節:第一関節)は、屈曲位30度で硬直したままとなり、それ以上曲げることができなくなってしまいました。それに対して、相手方が当初提示してきた損害賠償金(自賠責保険金を含む)は、900,000円。
提示額に疑問を持ったAさんは、当事務所にご相談に来られました。裁判を行った結果、2,800,000円(上昇率311.11%)の損害賠償金を取得することができました。なお、この事件が解決したのは、平成16年です。
当事務所が関わった結果
解決のポイント
文献を参考に資料を提出
Aさんが負ったような後遺症については、自賠責保険の14級8号「1手のおや指及びひとさし指以外の手指の末関節を屈伸することができなくなったもの」に該当します。
自動車事故の場合は、「損害保険料率算出機構」という機関によって、後遺障害の等級認定が行われます。ところが、自転車同士の事故の場合、自賠責保険のように、後遺障害等級を認定してくれる機関がありません。
そこで、自賠責保険の後遺障害認定の実務で活用される「労災補償障害認定必携」という文献を参考にしつつ、等級認定のための資料を作成して提出。
主張が認められ、14級8号の認定を得ることができました。
医師との面談の成果
相手方は医師からカルテを取り寄せるとともに、医師からの意見書を提出し、「Aさんの後遺障害は、事故とは無関係の既往症が原因である」と主張してきました。
相手方が主張してきた既往症とは、加齢などの原因によって、手指の末関節の可動域に制限が生じたりする「へバーデン結節」という病気でした。 実はこの段階になるまで、Aさん自身も、へバーデン結節にかかっていることを知らなかったのです。そこで、レントゲン写真などを元にして、Aさんにへバーデン結節の既往症があるか否かを確認。
さらに、医師との面談を行い「この事故がきっかけで、へバーデン結節の症状が現れるようになった可能性がある」との意見書を医師に作成してもらいました。
その結果、裁判所の和解案では、後遺障害部分の損害(逸失利益と後遺障害慰謝料)に関して、50%の寄与度減額に止めることができました。
担当弁護士のまとめ
後遺障害等級の認定機関がない自転車同士の事故であったため、当事務所で認定を得るための資料を独自に作成し、14級8号の認定を得ることができました。また、後遺障害は事故とは無関係とする相手側の医師の意見書に対しては、レントゲン写真などを確認したうえで、主治医の医師と面談し、意見書を作成していただきました。「適正な等級認定のための書類作成」、「主治医との面談同行による適切な意見書作成」は、事務所開設から交通事故問題に取り組み、知識や経験、独自のノウハウを蓄積している当事務所の弁護士に相談・依頼いただくメリットであると思います。
この事案は、弁護士が代理人となることの「強み」を活かすことにより、賠償金額が当初提示額の3倍以上で和解することができたという好例です。
この記事を見た後にみている記事は?
足関節内果骨折後の痛みが残り、約565万円で示談解決。詳しく見る
取得金額
565万円
受傷部位
下肢
後遺障害等級
14級
担当弁護士:羽賀 倫樹
治療終了後も骨折部に痛みが残って後遺障害申請が必要になり、手続きを弁護士に任せたいと考え依頼いただきました。後遺障害は14級が認定され、示談金は主婦としての休業損害も含め565万円となりました。
詳しくはこちら >
更新日:2022年2月10日
腰椎捻挫14級。121万円提示が253万円に増額。詳しく見る
取得金額
253万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
14級
担当弁護士:羽賀 倫樹
Oさんは追突事故に遭い、腰椎捻挫の怪我をされました。 治療終了後14級の認定を受け、保険会社から121万円の賠償提示を受けました。 弁護士による交渉の結果、253万円に増額になり解決に至りました。
詳しくはこちら >
更新日:2018年3月16日
膝の半月板を損傷し痛みが残った被害者の方の交渉事例詳しく見る
取得金額
1065万
受傷部位
下肢
後遺障害等級
12級
担当弁護士:羽賀 倫樹
被害者の方は、交通事故で膝の半月板を損傷され、 1年程度治療したものの痛みが取れませんでした。 後遺障害で12級が認定されたところで、 その後の示談交渉を依頼され、 1000万円を超える賠償金を獲得しました。
詳しくはこちら >
更新日:2017年12月8日
脛骨高原骨折で14級認定の主婦の方について、505万円で示談。詳しく見る
取得金額
505万円
受傷部位
下肢
後遺障害等級
14級
担当弁護士:羽賀 倫樹
交通事故で脛骨高原骨折の怪我をされ、症状固定が近づいて後遺障害申請が必要ということでご相談いただきました。後遺障害等級は14級の認定、保険会社との示談交渉により、総額505万円で解決しました。
詳しくはこちら >
更新日:2022年7月15日
解決実績検索
「受傷部位」から探す
「後遺障害等級」から探す
- 死亡 (10)
- 1級 (12)
- 2級 (2)
- 3級 (2)
- 4級 (6)
- 5級 (4)
- 6級 (5)
- 7級 (12)
- 8級 (12)
- 9級 (25)
- 10級 (20)
- 11級 (43)
- 12級 (64)
- 13級 (3)
- 14級 (89)
- 非該当 (133)
「後遺障害内容」から探す
- 死亡 (10)
- 遷延性意識障害 (1)
- 高次脳機能障害 (31)
- 脊髄損傷 (12)
- 身体の切断 (2)
- 脊柱・体幹骨変形 (35)
- 関節可動域制限・機能障害 (92)
- 醜状障害 (11)
- 局部の神経症状 (70)
- むちうち (78)
- 完治 (90)
- その他 (10)
「保険会社」から探す
- 東京海上日動 (94)
- 損害保険ジャパン (84)
- 三井住友海上 (52)
- あいおいニッセイ (49)
- 共栄火災 (7)
- 日新火災 (3)
- イーデザイン損保 (1)
- セゾン自動車火災 (3)
- 三井ダイレクト (11)
- ソニー損害保険 (16)
- 楽天損害保険 (3)
- セコム損害保険 (1)
- SBI損害保険 (5)
- JA共済 (13)
- トラック共済 (14)
- 自動車共済協同組合 (1)
- 全労済 (4)
- AIG損害保険 (23)
- アクサ損害保険 (3)
- アメリカンホーム (1)
- チューリッヒ (5)
- チャブ損害保険 (1)
「解決方法別」から探す
「担当弁護士」から探す
「加害者の事故車両」から探す
「相談タイミング」から探す
「職業」から探す
「年代」から探す
増額しなければ
弁護士費用はいただきません!
※弁護士特約の利用がない場合