トラック事故の解決のポイント

監修者: 交通事故チーム主任弁護士
羽賀 倫樹 (はが ともき)
交通事故の問題は、当事務所のホームページをご覧になられた被害者の方が、無料相談にお越しになった後、そのままご依頼いただくというケースがよくあります。 記事をお読みになられて弁護士に相談をしたくなりましたら、お気軽にお問合せください。

- 相談者
- トラックが加害者の事故に巻き込まれ、怪我を負ってしまいました。
自家用車との事故と比べて、対応に違いはありますか?
- 羽賀弁護士
- トラックが加害者となる事故は、大きな怪我を負ったり、相手方がトラック共済であったりと、自家用車との事故と比べて異なる対応が必要になる場合があります。
トラック事故の手続きに不安がある場合は、弁護士にご相談いただければと思います。
- この記事でわかること
-
- トラック事故の怪我が重くなりやすいことや後遺障害への対応について
- トラック事故の過失割合について
- 交渉の相手方が一般的な保険会社でなく、トラック共済となる可能性について
- こんな方が対象の記事です
-
- 加害者がトラックの交通事故に遭った被害者やそのご家族
- トラック共済について知りたい方
- トラック事故の手続きについて弁護士に相談したいと考えている方
はじめに
トラックが加害者となる事故は、怪我が重くなりがちであったり、過失割合について一般車両と若干の違いが出る場合があったり、相手方がトラック共済の場合があったりと、他の交通事故とは異なる特徴があります。
ここでは、加害者がトラックであったときの交通事故の特徴について見ていきたいと思います。
トラック事故の怪我
トラックは一般車両より重量があり、交通事故が発生したときに大きな事故になりがちです。被害者の方が重い怪我を負うこともあり、高次脳機能障害等の重度後遺障害が残ってしまうことも稀ではありません。
大きな怪我負って、重い後遺障害が残った場合は、賠償金額が大きくなりますので、後遺障害の手続きや示談交渉を弁護士に依頼するメリットが大きいと言えます。
トラック事故の過失割合
トラック事故も、基本的には一般車両が加害者になったときと過失割合は変わりません。ただ、大型車であることが事故発生の危険性を高くしたと考えられる場合は、大型車側の過失が5%程度大きくなることがあります。
例えば、交差点に直進進入した車両が、右折してきた大型車の側面後方に衝突した事故などでは、過失割合が修正される可能性があります。
トラック事故の相手方
トラックが加害者となる交通事故に遭った場合、一般的な保険会社ではなく、トラック共済が相手方になることがあります。全国のトラック共済一覧は下記の通りです。
No. | トラック共済一覧 |
---|---|
1 | 北海道トラック交通共済協同組合 |
2 | 東北交通共済協同組合 |
3 | 新潟地方交通共済協同組合 |
4 | 長野県トラック交通共済協同組合 |
5 | 関東交通共済協同組合 |
6 | 神奈川県自動車交通共済協同組合 |
7 | 中部交通共済協同組合 |
8 | 三重県交通共済協同組合 |
9 | 近畿交通共済協同組合 |
10 | 兵庫県交通共済協同組合 |
11 | 岡山県トラック交通共済協同組合 |
12 | 中国トラック交通共済協同組合 |
13 | 四国交通共済協同組合 |
14 | 九州トラック交通共済協同組合 |
15 | 南九州交通共済協同組合 |
当事務所が主に取り扱っている近畿圏の交通事故では、近畿交通共済・兵庫県交通共済の2共済がよく相手方になります。近畿交通共済と兵庫県交通共済の対応状況は、事案ごとにばらつきはありますが、一般的な保険会社と遜色ない対応を受けられる印象です。
トラックは地域をまたいで走行することがよくあるため、当事務所でも、その他の遠方のトラック共済を相手方として示談交渉をすることがあります。
まとめ
トラック事故に遭った場合、大きな怪我を負ったり、相手方がトラック共済であることもあり、対応に不安を覚える方もいらっしゃると思います。
当事務所では、トラック共済相手の示談交渉も数多く取り扱っていますので、トラック事故の手続きを弁護士に任せたいとお考えの方は、当事務所にご相談いただければと思います。
更新日:2020年7月27日

交通事故チームの主任として、事務所内で定期的に研究会を開いて、最新の判例研究や医学情報の収集に努めている。研究会で得た情報や知識が、交渉などの交通事故の手続きで役立つことが多く、交通事故チームで依頼者にとっての最高の利益を実現している。
また羽賀弁護士が解決した複数の事例が、画期的な裁判例を獲得したとして法律専門誌に掲載されている。

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