事故発生当初は体に異常がなく、
時間の経過とともに痛みなどの症状が出てくることは、
決して珍しいことではありません。

そのような場合、
物損事故から人身事故に切り替えることは可能です。

物損事故から人身事故に切り替えるためには、
病院で医師の診察を受け、
診断書を作成してもらう必要があります。

診断書のほかに、
車検証、
運転免許証、
自賠責保険証などの書類を揃え、
所轄の警察署に出向いて、切り替えの手続きを行います。

まずは所轄の警察署に連絡をして、
必要な書類と手続きの流れを確認しておきましょう。

注意しなければいけないのは、申請までの期間です。

切り替えの手続きがスムーズに行われるのは、
概ね10日以内と言われています。

事故発生から長い時間が経過してしまうと、
事故と怪我との因果関係が疑われてしまうからです。

物損事故から人身事故への切り替え手続きは、
できるだけ早めに行うようにしてください。

なお、警察で物損事故から人身事故への切り替えができなかった場合でも、
人身事故証明書入手不能理由書を提出することで、
保険会社において人身事故と扱ってもらえることがあります。