症状固定前後
- 保険会社から「症状固定をしましょう」と言われましたが、従うべきでしょうか?
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けがの治療が長期化すると、
保険会社から
「症状固定をしましょう」
「治療費や休業損害をこれ以上支払うことができない」
と言われることがあります。この場合、2通りの対処方法があります。
① 症状固定とせず健康保険で治療を継続する方法
この場合、治療費は被害者自身が立て替えることになりますが、
立て替えた治療費は、
示談交渉や裁判の段階で主張することになります。② 症状固定とする方法
この場合、症状固定として、後遺障害診断書を作成し、
等級が認定されたら、
後遺障害慰謝料や逸失利益を請求することになります。
なお、症状固定とした場合でも、
健康保険で治療を継続することは可能です。
ただし、この場合、
健康保険を使って支払った治療費については
保険会社に請求することはできません。どちらを選択するかは、
弁護士や医師と選択して決めるのがよいでしょう。ただし、症状固定の時期が争われると、
治療費等の一部が自己負担とされるリスクが出てきますし、経験上、適切な後遺障害等級を得る観点からも、
治療を長期化させるよりも症状固定としたほうが
良い結果につながる場合が多いようです。
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