更新日:2019年10月3日
高次脳機能障害7級の示談交渉事例。
みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Nさん / 50代 会社員
交通事故で大怪我をしたとして、被害者の方のご家族から事故直後にご相談いただきました。
幸い事故直後の状況からは大幅に回復されましたが、後遺障害が残り、3562万円で示談に至りました。
事故はこうして起こった
Nさんは、
兵庫県川西市でバイクを運転して路外の駐車場に入ろうとして
対向車が通り過ぎるのを止まって待っていました。
そうすると突然後方から四輪車に追突されてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故でNさんはバイクから飛ばされ、頭部を激しく地面に打ち付け、
外傷性くも膜下出血・脳挫傷と診断されました。
事故直後は意識が無いような状態でしたが、
一命を取り留め、1年にわたる治療の結果、大幅に回復されました。
ただ、大幅に回復したとはいえ、感情コントロールが難しい、
下半身が動かしづらいといった症状は残ってしまいました。
そこで、後遺障害の申請をして、7級が認定、
その後の示談交渉では3562万円で解決に至りました。
なお、相談については、事故直後にご家族にお越しいただき、
その後Nさんからご依頼いただきました。
当事務所が関わった結果
示談交渉と手続き全般について弁護士が代理で行いました。
また、後遺障害は症状から見て妥当な7級が認定、
示談交渉も大きな争点がありましたが3562万円が認められました。
Nさんは保険会社とのやり取りから解放されるとともに、
妥当な後遺障害等級・示談金額を得ることができました。
解決のポイント
健康保険の利用
本件は、追突事故であり、Nさんに過失はありませんでした。
そのため、法的にみれば自由診療でも保険診療でも最終示談額に影響しないことになります。
しかし、現実問題として、自由診療にして治療費が大きくなると、
示談交渉の際に保険会社が示談金を低くしようとする傾向が強くなることがあります。
そのため、Nさんに過失はありませんでしたが、治療について健康保険を使うことにしました。
示談交渉では難しい争点がありましたが、治療費を抑えたこともあり、
保険会社からの譲歩を引き出すことができました。
後遺障害等級
Nさんは頭部に怪我をされ、高次脳機能障害が残存しました。
高次脳機能障害では、様々な書類を提出して後遺障害申請をする必要があります。
どのような書類が必要か、書類にどのような内容を記載すべきかをアドバイスし、
適切な後遺障害等級(7級)が認められました。
示談交渉
Nさんは、自営業をしつつ、パート社員としても勤務されていました。
パート社員の分は収入関係資料に問題はありませんでしたが、
自営業の分は確定申告等の書類がありませんでした。
そのため、保険会社からはパート社員としての収入で逸失利益を算定すべきと主張されました。
これに対し、当方からは、Nさんが自営業をされていることが分かる客観的な資料を提出し交渉を行いました。
収入が明確には分からない状態でしたが、
保険会社が500万円程度と主張していた逸失利益を2000万円以上に引き上げることができ、示談に至りました。
担当弁護士のまとめ
事故直後から示談交渉までの手続きを弁護士が行った事案です。
Nさんは保険会社とのやり取りから解放されるとともに、妥当な賠償金を得ることができました。
示談交渉では、基礎収入の証明に困難がありましたが、
可能な限りの資料を出すことで、保険会社の譲歩が得られました。
事故で大怪我をされたという場合、
高次脳機能障害が残りそうだという場合は、後遺障害手続きが困難になったり、
賠償金が大きく保険会社との交渉が難しくなりがちです。
弁護士に依頼すれば、
そのような困難が緩和され、妥当な賠償金を得られる可能性が高くなります。
一度ご相談いただければと思います。
この記事を見た後にみている記事は?
肩関節捻挫で完治の方の示談交渉事例詳しく見る
取得金額
160万円
受傷部位
上肢
後遺障害等級
非該当
担当弁護士:羽賀 倫樹
助手席に同乗中、追突事故に遭い、肩関節に怪我をされました。 その後8カ月ほど通院した結果、痛み等の症状はなくなりました。 弁護士が示談交渉を受任し交渉したところ、160万円で解決することができました。
詳しくはこちら >
更新日:2019年12月13日
むち打ちで14級の後遺障害認定後、335万円の示談金で解決。詳しく見る
取得金額
335万円
受傷部位
むちうち
後遺障害等級
14級
担当弁護士:羽賀 倫樹
交通事故で頚椎捻挫の怪我をして、半年ほど治療したものの痛みが残り、後遺障害申請が必要になったためご相談に来られました。後遺障害等級は14級認定、その後の示談交渉では335万円で解決しました。
詳しくはこちら >
更新日:2024年2月9日
剥離骨折後の可動域制限で12級認定、1136万円で示談解決。詳しく見る
取得金額
1136万円
受傷部位
下肢
後遺障害等級
12級
担当弁護士:羽賀 倫樹
足首の骨のはく離骨折をされ、治療終了後も可動域制限等が残ったため、ご依頼いただきました。 後遺障害申請で12級が認定、その後の示談交渉では1136万円で解決に至りました。
詳しくはこちら >
更新日:2018年11月22日
手関節可動域制限12級6号認定後、約1360万円で示談解決。詳しく見る
取得金額
1360万円
受傷部位
上肢
後遺障害等級
12級
担当弁護士:羽賀 倫樹
橈骨遠位端骨折後、手関節の可動域制限が残存した方の事例です。 症状固定後ご依頼いただき、後遺障害等級申請と示談交渉を行いました。 後遺障害は12級6号認定、1360万円で示談が成立しました。
詳しくはこちら >
更新日:2018年5月24日
解決実績検索
「受傷部位」から探す
「後遺障害等級」から探す
- 死亡 (10)
- 1級 (12)
- 2級 (2)
- 3級 (2)
- 4級 (6)
- 5級 (4)
- 6級 (5)
- 7級 (12)
- 8級 (12)
- 9級 (25)
- 10級 (20)
- 11級 (43)
- 12級 (64)
- 13級 (3)
- 14級 (89)
- 非該当 (133)
「後遺障害内容」から探す
- 死亡 (10)
- 遷延性意識障害 (1)
- 高次脳機能障害 (31)
- 脊髄損傷 (12)
- 身体の切断 (2)
- 脊柱・体幹骨変形 (35)
- 関節可動域制限・機能障害 (92)
- 醜状障害 (11)
- 局部の神経症状 (70)
- むちうち (78)
- 完治 (90)
- その他 (10)
「保険会社」から探す
- 東京海上日動 (94)
- 損害保険ジャパン (84)
- 三井住友海上 (52)
- あいおいニッセイ (49)
- 共栄火災 (7)
- 日新火災 (3)
- イーデザイン損保 (1)
- セゾン自動車火災 (3)
- 三井ダイレクト (11)
- ソニー損害保険 (16)
- 楽天損害保険 (3)
- セコム損害保険 (1)
- SBI損害保険 (5)
- JA共済 (13)
- トラック共済 (14)
- 自動車共済協同組合 (1)
- 全労済 (4)
- AIG損害保険 (23)
- アクサ損害保険 (3)
- アメリカンホーム (1)
- チューリッヒ (5)
- チャブ損害保険 (1)
「解決方法別」から探す
「担当弁護士」から探す
「加害者の事故車両」から探す
「相談タイミング」から探す
「職業」から探す
「年代」から探す
増額しなければ
弁護士費用はいただきません!
※弁護士特約の利用がない場合