更新日:2021年12月2日
鎖骨変形と痛みが残り、交渉により374万円で解決。
みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Oさん/20才未満/個人事業主/大阪府豊中市在住
交通事故で鎖骨を骨折し、変形と痛みが残った方から後遺障害申請と示談交渉の依頼を受けました。後遺障害は12級認定、示談交渉では過失割合30%ながら374万円で解決ができました。
事故はこうして起こった
Oさんは、兵庫県伊丹市で、バイクを運転し、渋滞車列の脇を抜けて交差点に差し掛かったところ、対向方向から車列の間を抜けて右折してきた四輪車と衝突してしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故で、Oさんは鎖骨を骨折してしまいました。手術までは行わず治療をしましたが、鎖骨の変形と骨折部の痛みが残ってしまいました。ご相談のきっかけは、症状固定と言われ、後遺障害申請が必要になったことです。
ご相談・ご依頼の後、当事務所で後遺障害申請を行いました。その結果、鎖骨の変形と痛みで12級が認定されました。後遺障害認定後の示談交渉では、鎖骨変形による逸失利益が認定されるかが争点になりましたが、骨自体は問題なく癒合しているとはいえ、痛みが残っていることを主張し、一定の逸失利益が認められました。
当事務所が関わった結果
これにより、鎖骨変形+痛みで12級の後遺障害が認定されました。そして、示談交渉では予想通り後遺障害逸失利益が認められるかが争点になりましたが、骨折後の痛みがあることを踏まえ、約120万円の逸失利益が認定されました。
過失割合が30%と比較的大きかったため、逸失利益や慰謝料の認定額に比較して示談金額は減額となってしまいましたが、それでも総額374万円と十分な金額で示談解決ができました。
解決のポイント
後遺障害等級申請
上記の通り、本件では鎖骨変形が残存していたため、後遺障害申請を行いました。
鎖骨変形については、鎖骨変形が残っていることを後遺障害診断書に記載するとともに、鎖骨の画像、鎖骨部の写真を提示することで12級の認定を受けることができました。
また、示談交渉での逸失利益認定を考慮して、骨折部に痛みが残っていることを後遺障害診断書に記載してもらいました。その結果、骨折部の痛みを含めて12級の認定となりました。これにより、示談交渉を有利に進めるための土台ができたと言えます。
示談交渉
鎖骨変形の場合、示談交渉では逸失利益が認定されるかが問題になりがちです。特に鎖骨変形は残っているものの痛みが残っていない場合は、逸失利益が認定されなくてもやむを得ないかもしれません。
一方、鎖骨部に痛みが残っていれば、骨の癒合状態にも関わる可能性がありますが、痛みがない場合より逸失利益は認定されやすいと言えます。本件では、骨折部に痛みが残存、ただし骨に不整癒合はないことを踏まえ、労働能力喪失率は5%、労働能力喪失期間は5年を超える期間を認定し、約120万円の逸失利益となりました。
後遺障害の状況を踏まえた妥当な認定を受けられたといえます。
担当弁護士のまとめ
鎖骨変形が残存した事案について、後遺障害申請と示談交渉を行いました。後遺障害申請時点から、後の示談交渉で問題になるであろう点を考慮して手続きを進めることで、妥当な示談金を得ることができました。
交通事故の後遺障害認定や示談交渉について、弁護士をつけずに進めるのはなかなか難しいところです。当事務所では後遺障害申請や示談交渉を数多くご依頼いただいていますので、安心してご相談いただければと思います。
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