更新日:2021年8月5日
硬膜下血腫が完治した後の示談交渉で示談金を増額
みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Fさん/40代/会社員/大阪市旭区在住
硬膜下血腫や腰椎捻挫等の症状が4カ月ほどで完治した後、保険会社から84万円の示談提案がありました。弁護士による交渉で135万円に増額となり、示談解決しました。
事故はこうして起こった
Fさんは、大阪府守口市で、自転車で青信号の横断歩道を走行していたところ、赤信号無視で走行してきた四輪車に衝突されてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故でFさんは、硬膜下血腫や腰椎捻挫等の怪我をして、4カ月強の治療で完治しました。保険会社から、休業損害27万円、入通院慰謝料55万円、その他合計して84万円の提示がありましたが、弁護士に示談金の交渉を依頼した方がいいと聞き、相談に来られました。
保険会社からFさんに提示された金額を確認すると、特に慰謝料について増額になる可能性が高いと判断できたため、保険会社との示談交渉をご依頼いただきました。
交渉したところ、見通し通り慰謝料等が増額になり、総額135万円で示談に至りました。
当事務所が関わった結果
解決のポイント
休業損害
Fさんは、交通事故で仕事を休まれたため、保険会社から休業損害の提示もありました。休業損害については、会社員の方であれば、計算の基礎となる収入や休業期間が明確であるため、交渉の余地がないようにも思えます。しかし、実際には、計算の基礎となる1日あたりの収入を算定するときは勤務先の所定休日を含めて計算することで金額を低くし、休業日数は勤務先の所定休日を含めないようにすることで、休業損害が低く算定されていることがあるため、注意が必要です。
本件も、上記のような問題のある計算方法であったため、計算をし直すことで6万円ほど休業損害が増額になりました。
入通院慰謝料
保険会社から被害者の方自身に提示される入通院慰謝料(傷害慰謝料)は、弁護士の目から見ると、多くの場合低くなっており、弁護士による交渉で増額になるケースが多いと言えます。
本件では、Fさんに提示されていた金額は約55万円でしたが、弁護士が交渉することで99万円に増額になりした。
担当弁護士のまとめ
交通事故による怪我が完治した事案について、示談金額の交渉をご依頼いただきました。
金額にして約51万円の増額、比率にして約1.6倍の増額になり、弁護士費用は増額の範囲で設定できましたので、十分な金額をお手元に残すことができました。
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更新日:2020年10月30日
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