更新日:2021年3月26日
主婦兼パートで、後遺障害非該当の方の示談交渉事例
みおでご相談後の取得金額
事例の概要
被害者様:Hさん/40代/主婦/大阪府豊中市在住
交通事故に遭われ、ご自身で保険会社とのやり取りをしていましたが、徐々に負担に感じるようになり、治療中にご依頼いただきました。後遺障害は認定されませんでしたが、示談で144万円で解決できました。
事故はこうして起こった
Hさんは、豊中市の住宅街で自転車を運転し、交差点に差し掛かったところ、交差する道路を走行してきたバイクと衝突して転倒し、肘を地面に打ち付けるなどしてしまいました。
後遺障害と解決までの道のり
この事故で、Hさんは打ち付けた肘の打撲などの怪我をしてしまいました。当初はご自身で保険会社とやり取りしながら治療をしていましたが、やり取りが負担に感じられるようになり、治療中にご相談に来られました。Hさんは保険会社のやり取りから解放されたいとの希望であったため、治療中でしたが、弁護士特約を利用してご依頼いただきました。
ご依頼後もしばらく治療を継続されましたが、肘の痛みはなかなか治まりませんでした。そこで、後遺障害の申請を行いましたが、肘には特段の異常所見がなかったため、後遺障害等級は認定されませんでした。そのため、後遺障害非該当の判断はやむを得ないと考え、示談交渉を進めることになりました。
示談交渉では、休業損害・傷害慰謝料・過失割合が問題になりました。過失割合については、保険会社側の譲歩はありませんでしたが、休業損害・傷害慰謝料で譲歩があり、総額で十分な金額となったことから、示談解決に至りました。
当事務所が関わった結果
解決のポイント
過失割合と休業損害の詳細
本件は、自転車とバイクの交差点での出会い頭事故でしたが、Hさん側の道路の方が広かったことから、本来10%程度の過失割合が妥当であると考えられました。ただ、保険会社側は、どちらも同程度の道路幅であったと主張し、過失割合20%を主張、この点について譲歩してくることはありませんでした。
一方、休業損害については、Hさんの怪我が打撲等で骨折やその他の異常所見がなかったこと、後遺障害等級が認定されなかったことからすると、大きな金額とはならない可能性が考えられました。実際に交渉してみると、約85万円と比較的大きな金額が認定されました。
この結果、通常想定できる休業損害を前提に10%の過失相殺をした場合より示談金額が大きくなり、示談により解決することができました。
担当弁護士のまとめ
示談交渉では、保険会社との間で複数の争点が問題になることがあり、その場合それぞれの争点で当方の主張が通るかどうかも問題にはなりますが、最終的には示談総額として十分なものと言えるかが問題となります。本件では、過失相殺は当方の主張が通りませんでしたが、慰謝料と休業損害は通常より有利と考えられるところまで交渉ができました。この結果、示談金額は約144万円となりました。仮に、過失相殺が10%であっても、休業損害が通常考えられる位の金額であると、示談金額は120万円前後であると考えられ、それを上回る金額になったことから、示談解決に至りました。個別の争点の適否のみにこだわることなく、示談総額が十分であるかを検討することで、ご依頼者の方にとって有利な形での解決となった事案です。
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